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おうてもんがくいん

追手門学院中学校 

スクール特集(追手門学院中学校の特色のある教育 #1)

「いつでもどこでも学べる」がコンセプト のびのび自由な発想力を育む新キャンパス

今春、総持寺駅から徒歩圏という利便性高い立地にオープンしたばかりの追手門学院の新校舎「SMART PALETTE」。これまでの常識にとらわれない次世代型教育の拠点となる新しい学びの空間を紹介しよう。

校舎全体が「学びの空間」 新キャンパスには工夫が満載

船のような形が特徴的な新校舎。その中心部は「港」を意味する「Port」と呼ばれ、1階のエントランスから4階まで各フロアに学習テーマに応じた本や映像を配したオープンな図書スペースとなっている。テーブルや椅子、天井に取り付けられたスクリーンを自由に組み合わせることで、多様な活動に利用できるフリースペースとなっており、授業の合間も生徒たちは思い思いに時間を過ごすことができる。

職員室は2階にあるが、ガラス張りにすることで開放的な空間となっている。また、2〜4階には病院のナースステーションからヒントを得た「Teacher Station」を新設し、生徒のより近くで学びをサポートできる体制を整えた。より良いタイミングで生徒が質問したり、相談したりしやすいよう、互いの関係性を高める役割を担っている。

上下階を繋ぐ中央階段の壁はホワイトボードになっており、部活動や学びの成果を自由に発信できるスペースとなっており、生徒たちの興味・関心・探究意欲を喚起するための場として一役買っている。

可動式扉を採用した従来よりも少し小さめの教室は「Port」の北と南に配置。従来の教室と教室をつなぐ「廊下」の概念をなくした広めの空間「Canal」を設けることで、学習空間を拡張し、使用人数や授業内容に合わせて使いやすく進化させることができる。照明の配置もあえて縦横ランダムにして方向性を持たせないなど一工夫されている。
こうした自由度の高い学びの空間によって、クラスやコースを超えた活動が容易になった。教卓を教室の中心に据え、グループ単位で席を合わせ、和気藹々とした雰囲気で授業をするクラスもあり、今後ますます多様な学びのスタイルが生まれてくることが期待される。

「いつでも目に触れ手に取れる場所に図書があることで、生徒たちの居場所が多様化しました。各々が好きな場所で自分らしく時間を過ごせるようになったのではないでしょうか。また、教室の壁が可動式かつガラス張りになったことや「Teacher Station」の導入によって、生徒との距離がより一層近づいたように感じています。今後も教員から生徒にどんどん近づいて接する時間を増やすことで、より良い関係性を築き、新たな教材開発にも取り組んでいきたいですね」と入試広報部長の浅野真一郎先生。

学習施設だけでなく、スクールライフをより楽しく過ごせる施設も新キャンパスには揃っている。大学の一部の学部も同時にすぐ隣に移転してきており、中・高等学校のキャンパスと大学のキャンパスの間にはお互いに利用できるカフェテリアとコンビニエンスストアがある。育ち盛りの中高生たちが友人とともに昼休みのひと時を和気あいあい過ごすことができる。

「ここは茨木市のスマートコミュニティ構想の一環で地域社会との共生を目指しているエリアになりますので、カフェテリアやコンビニは地域の方にも自由に使っていただけるようになっていて、大変賑わっています。」と浅野先生。

ピカピカの新校舎だが、昨年の大阪北部地震を経験し、万が一の際に安全に素早く避難できるよう、上靴ではなく敷地内全域で着用する専用シューズを導入した。
住宅地のすぐそばに建つ校舎ということで、テニスコートも有する広いグラウンドは砂埃の飛散に配慮して全面人工芝を採用。体育館・メインホールも冷暖房完備で、床は硬いフローリングではなく、フローリングシート張りにすることで、活動しやすい安全な施設となっている。調理室も安全面に配慮し、IHクッキングヒーターを採用。Wi-FiやAV機器など最新の設備を揃えて、最先端の教育環境が生徒たちの学ぶ意欲を支える。

「この恵まれた環境を活かし、文化祭は今年度より大学と合同で行うことが決定しており、中高大+地域でのこれまでにない規模の新しい活動となりそうです。総合学院としてのメリットを最大限に享受する取り組みを今後あらゆる面で強化していきたいという思いあります。これから内容などを詰めて、より意義のある楽しい文化祭にしたいと考えています」(浅野先生)。

リフレクション学習と3つの学び 2020年度からの入試改革に対応

新キャンパスへの移転に合わせ、今年度よりカリキュラム変更も行なっているこれまで、平日は6〜7限までの授業の後、希望制の補習授業も用意していたが、今年度より教科授業は平日のみで、基本的に授業時間も6限までに変更。授業のコマ数が減った分、終礼を25分と長めに取って日々の到達度を自ら振り返ってチェックするリフレクション学習の時間に充てることにした。今後の新しい大学入試に必要となる学習記録データを蓄積でき、WEB出願に利用できる学習eポートフォリオを用い、振り返り学習を強化している。

土曜日は毎週2時間のプロジェクト型授業で探究学習を中心に行う。プロジェクト型授業は学内の学習だけでなく、各分野の専門家の協力を得てミッションに取り組んだり、企業参加型のクエストエデュケーションに積極的に参加し、思考力・判断力・表現力を身につける実践的なプログラムにチャレンジする。

一人ひとりのニーズに合わせた放課後指導に関しては、オリジナル教育プログラムを用いて、生徒の性格や課題、保護者の皆さんとの面談などを実施。一部アウトソーシング化し、効率の良い学びを実現させている。

よりフレキシブルに学習カリキュラムを展開することで、新学力三要素に対応し、社会のニーズに即した教育のあり方を模索している。今後はさらに、学習推進・進路指導部の教員たちで構成する探究課を中心に、担任と協働して土曜学習の内容を検討して進めていくそうだ。

「グループ学習を展開しやすい教室レイアウトが可能になり、教室という枠からはみ出した多様な学びのスペースを今後どのように活かしていくのか、試行錯誤しながら新たな創意工夫を凝らしていきたいですね」と浅野先生。

また、昨年度ハワイ大学との提携をスタートさせたこともあり、今後もグローバル学習には力を入れて取り組み、オーストラリアの海外研修、短期・中期留学の充実を図っていきたいとのこと。現在、高校の修学旅行先は北海道だが、今後はもっと多様な国への渡航も検討する。

木内淳詞校長先生より 新校舎に寄せる思い

新校舎に移ってまだ間もないですが、生徒の適応力の高さには目を見張るものがあります。待望の新校舎でのびのび生き生きと過ごす生徒たちの姿を見て、うれしい思いでいっぱいです。
新校舎建設プロジェクトは数年前からスタートしていましたが、私自身は建設が始まった昨年から系列校より本校へ戻って参りました。正直、これまでに見たことのないような斬新なプランに驚きましたが、構想から取り組んでこられた先生方の強く熱い思いをひしひしと感じております。CGの完成予想図以上の新校舎の完成に、期待とともに学校長としての責任の重さに、身の引き締まる思いです。
生徒中心の学びを展開していく中でそのための施設と教育の方法、その両方が揃う学校はなかなかありません。恵まれたこの環境を十分に活用し、チャレンジすることを恐れずに邁進してまいります。

前校舎は駅からはバスや自転車での通学でしたが、新校舎は駅から徒歩圏内にあり、生徒たちも通いやすくなったと思います。新キャンパスでは、今まで以上に地域の皆さんとの交流を大切にし、地域に愛される学校になりたいと思います。
社会の変化、時代の変化とともに、教育環境も変化しています。その変化にもしっかりと対応し、10年経っても当たり前に感じないような、新しい校舎の使い方を見出していきたいですし、常に生徒中心の学びを考えていきたいですね。
生徒たちには3つの学びの融合とリフレクション学習を積み重ねていくことにより、探求人として自立していってほしいと願っております。人は人の中にいてこそ育つものです。協働の学び、関係性の中で育っていくことが理想です。

また、これからの学校はもっとオープンに外に向けた発信を積極的に行なっていくべきだと思っています。本校でもSNSを活用した発信は数年前から行なっていますが、公開授業をすることで外部からのシビアなご意見・評価をいただいたり、他校の先生にもこの新しい教室を使って授業をしてもらったり、刺激を受けながら成長していきたいですね。
こども園から大学院まで揃う総合学院の強みを最大限に活かせる学びの連携にもさらに力を入れ、生徒にばかり求めるのではなく、教員もこの新しい環境を上手に使えるように日々研鑽を積み、生徒が関心を持つ工夫を凝らした授業を展開できるよう努力していきたいです。

▶︎木内淳詞校長先生

<取材を終えて>
斬新なアイデア溢れる新キャンパスでは、子どもたちの笑顔が輝いていた。これまでにない形、新しいものを積極的かつ柔軟に吸収していくスピードの速さは、今の子どもたちが得意とするところなのかもしれない。先生方も工夫を凝らした独自の授業スタイルを模索されているとのことで、今後、この恵まれた環境をどのように活用されていくのか非常に楽しみだ。のびのびとした校風の追手門学院だからこそ、この新たな学びの場を存分に活かし、次世代を担う発想力豊かな人材育成に繋げていけるのではないかと感じた。

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