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あさんぷしょんこくさい

アサンプション国際中学校 

スクール特集(アサンプション国際中学校の特色のある教育 #3)

「21世紀型教育」の呼び声が高く評価され、学校改革2年目で生徒数が大幅に増加

2017年よりアサンプション国際中学校へと改称。男女共学化を全面に出し、英語イマージョン教育、PBL(課題解決)型授業、ICT教育を三本の柱とした21世紀型教育という学校改革によって、入学者数が大幅に増加した背景を江川昭夫校長先生に伺った。

社会に出てから役立つことを学べる学校

昨年度実績では男子生徒の入学者はわずか1名だったが、本年度は25名に増加。生徒数も30名から本年度実績58名に。これは、この先の人工知能の発展に伴う社会変化の中で、知識・情報を正しく分析する力、批判できる力、創造する力を身につけ、「自らの意見を他者に伝えることができる力を育成する」というアサンプション国際中学校が目指す21世紀型教育に共感する保護者が増えてきた結果と言えるだろう。

「昨年度より男女共学化に踏み切り、21世紀型教育を導入することでさまざまな学校改革を推し進めてきました。焦ることなく、これらの浸透には時間がかかるというスタンスで、じっくり丁寧にご説明させていただいてきたことが功を奏したようです。学校説明会にはご両親お揃いで熱心に参加していただく方が増え、『伝統ある女子校だった聖母被昇天がこんな最先端の教育を目指しているのか』という驚きを持っていただけたように感じます」(江川校長先生)

2017年度の大学進学実績では、卒業生62名のうち、国公立大学および関関同立、慶応義塾大学や上智大学、国際基督教大学といった難関私立大学への合格者を約3割輩出。また、協定校推薦入学制度のある関西学院大学を含め、有名私立大学だけで卒業整数の約8割の推薦枠も確保した。昨年入学した生徒たちだけでなく、上の学年の生徒たち(今年度まで高3生は女子のみ)へも学校改革による良い刺激と波及効果が生まれており、短い期間でありながらも、確実に成果を出していることも今年度の入学実績につながっているのだろう。

「21世紀型教育は中学・高校生活の6年間を通して、本来、じっくり時間をかけて進めていくものですが、こうした実績から学校改革による変化の兆しを保護者の方々にしっかりと感じ取っていただけたのだと思います」(江川校長先生)

▶江川昭夫校長先生

今年度よりサッカー部を創設。「ボール一つで世界へ」

1年目は1名だけだった男子生徒が25名にまで大幅増加した背景にはもう一つ、サッカー部の創設が挙げられるだろう。共学化したからには男子生徒の数を増やすことが命題。伝統ある女子校というイメージを一新するため、今年度より新たにサッカー部を創設している。「勉強と部活を両立して世界へ」を合言葉に、元Jリーガーの新井場徹氏をテクニカルアドバイザーとして招き、本格的な指導体制を敷いた。また、運動場の一画にフットサルができる人工芝を設け、ナイター設備も導入。サッカーに集中できる環境を整えた。これを受け、今年度入学した男子生徒25名のうち、17名がサッカー部に入部。1年生だけのメンバーで、大阪府中学校秋季大会北地区予選(Bグループ)において見事に勝利し、4月の創部から約半年での中央大会出場の快挙を果たしている。

「サッカーできちんと成果を出せているだけでなく、英語教育でもしっかりとした技量を磨ける本校の学びの体制に、選手たちのみならず、保護者からもアサンプション国際に入れてよかったと喜ばれています。英語力はスポーツの世界でも必要なスキルです。英語を活用して世界中の人とコミュニケーションが取れ、世界平和に貢献できるサッカー選手を育てていく、ボール一つで世界を股に掛ける人に育てていきたい、そんな思いで部活動をサポートしています。サッカー部は中学校とともに高校でも創部されましたので、高校へ進学してからも継続して取り組むことができます。この結果を受け、来年度はさらにサッカー部への入部を希望する男子生徒の増加が期待できるのではないかと思っています。また、今後も順調に男子生徒が増加していけば、新たな部活動の創設もあるかもしれません」(江川校長先生)

アサンプション国際中学校では、日本を飛び出して世界という大きな舞台でグローバルに活躍できる人材を育成するために、英語イマージョン教育、PBL(課題解決)型授業、ICTの3つを組み合わせた21世紀型教育を推進しているが、これからの先の社会生活で活躍するためには、英語を使って自由に意思疎通できる力を身につけることがとても重要だ。今回のサッカー部創設による取り組みは、まさにアサンプション国際が目指すグローバル人材育成教育とマッチしており、今後のサッカー部の活躍にも期待が高まる。

英語イマージョン教育で「一生ものの英語力」を

学校改革以前から、もともと力を入れていた英語教育を再生して取り組んでいるアサンプション国際中学校の英語イマージョン教育。今年度からネイティブ教員は6名から8名に増員。皆、マスター(大学院修士課程)の資格を持っている教員たちばかりで、ドクター(博士号)資格取得者も3名在籍する充実した指導環境が魅力だ。

「本校では聞く、話す、読む、書くの英語4技能を積極的に使えることを視野に入れた教育に取り組んでいますので、AG(アサンプション・グローバル)コースはイマージョンではありませんが、どのコースでも日本教員とネイティブ教員の2人が必ず入るALT(外国語指導助手)体制で授業を展開しています。9月末に長崎のハウステンボスで1・2年生を対象に実施した3日間英語漬けの語学研修では、更に、本校のネイティブ教員達の手から離れた、新鮮かつ緊張感のある取組みも英語力向上のためのサポートに必ずなるはずです」(江川校長先生)

今現在、ビジネスの第一線で活躍している保護者からも、これから先の社会で「一生もの英語力」を身につけておくことは必要不可欠であるという認識が強まっているようだ。昨年度から始めた英語イマージョン教育だが、この高い英語教育は注目されており、英語力を磨きたいと考えてアサンプション国際中学校を選んだという生徒が増えている。今年度はTOEFL Primaryで世界の7%の成績に入る生徒が2名入学しているという。もちろん、小学校時には特別な英語教育を受けていないという生徒も多数いる。アサンプション国際中学校では、日本語教員とネイティブ教員のティームティーチングで、少人数制グレード別授業を展開しているので、力を持っている生徒はさらに向上できる環境にあり、これから力をつけていくという生徒も一人ひとりの理解度を確認しながら、着実に力をつけていける環境となっている。

「1年生のAE(アサンプション・イングリッシュ)コースは1クラス15名です。AGコースは2クラス43名。3クラス設定ですが、実際の授業ではさらに細かくグループ分けして手厚い授業を行っています。英語漬けの語学研修などでは、学内だけでなくさまざまなエンカレッジプログラムも組んでいます。今後も生徒としっかりと向き合い、安心して授業に取り組める環境づくりを心掛け、成果を出していきたいと考えています」(江川校長先生)

PBL型授業で『「覚えるキミ」から「考えるキミ」』に

ご存知の方も多いと思うが、2020年に大学入試制度が大きく変わる。従来の大学入試センター試験に代わる大学入学希望者学力評価テストの国語と数学では、一部に記述式が導入される。英語では、4技能を測定する民間試験の導入が検討されている。これを受け、知識集積型教育中心の学びを見直す必要がある。これからの学びには基礎学力をつけたうえで、思考力や発信力を鍛えるPBL型の教育も必要なのだ。

「もちろん、知識や情報を吸収する基礎的な力も当たり前に大事なことです。しかし、これから求められていく自ら課題を発見し解を見出し、主体的で対話的な深い学びを行っていくためには、『考える』ための十分な時間を確保しなくてはいけません。そのために、本校ではICTを積極的に活用することによって、基礎的な問題は時間を有効に使って身につけられるように効率の良い学びを実践しています」(江川校長先生)

その一つの取り組みとして特徴的なのが、「フューチャールーム」の活用だ。自由に配置できる机と椅子を用意した多目的教室で、壁一面のホワイトボードやプロジェクターが備えられており、主にグループワークやプレゼンテーション、ディスカッションの場として利用されている。

「フューチャールームは、自由にのびのびとした環境で課題に取り組めるとあって、教員や生徒に大人気の施設です。今年度は第2フューチャールームの開設も計画しています。先日、60組ほどのご家族に参加していただいた入試説明会でも利用しました。親子で机を囲んでいただき、思考力型からはじめ、国語、算数、理科、社会、英語の各教科それぞれ15分ずつ、ご家族で実際の課題に挑戦していただきました。『実際にチャレンジしたことで21世紀型教育についてよく理解できた』と好評をいただきました」(江川校長先生)

アサンプション国際中学校と校名変更してからはまだ2年目だが、63年前の建学時より世界30カ国の姉妹校と手を取り合いながらグローバル教育を行ってきた伝統ある同校。現在取り組んでいる「21世紀型教育」は、設立当初からの理念につながるものである。共学化や英語イマージョン教育、PBL型授業、ICT活用など、さまざまな取り組みはまだ始まったばかりだが、着実に進学実績を伸ばし、新たに創設した部活動でも成果を出せている。取材に伺った帰り道、バス停で今年入学してきた男子生徒のグループと一緒になったのだが、のびのびと明るく闊達な様子がとても印象的だった。長年培ってきた伝統を引き継ぎながら未来への革新を図る同校のチャレンジに、これからの飛躍が楽しみだと思った。

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