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スタディ中学受験情報局(中学受験に関するニュースや最新情報をスタディがお届け)

2015/11/13(金)

人気の都立中高一貫校は、2016年度も高倍率予想

人気の東京都立中高一貫校の受験動向

2006年に初の都立中高一貫校が開始して以来、その存在は現在では広く認知され、人気も衰えていません。ここでは適性検査の倍率の推移について、いくつかの学校を見てみましょう。(以下男女合計の実質倍率)
2014年度、15年度と、実質倍率は2年続けて全体的に下降しているものの、5倍~8倍とほぼ高止まり状態で、人気は衰えを見せません。また公立中高一貫校の開校から10年近く経ち、適性検査が定着するにつれ対応もしやすくなってきており、レベルは上昇傾向にあります。

東京都立中高一貫校の適性検査の倍率の推移

都立中高一貫校の種類

東京都立白鴎高等学校附属中学校

中等教育学校、併設型学校の2つがあります。

中等教育学校は6年一貫教育を行う学校であり、「前期課程」が中学校に、「後期課程」が高校に相当します。生徒募集は前期課程(中学)のみで、後期課程(高校)での募集は行いません。

併設型学校は中等教育学校に準じます。中学校と高校を併設する形で、併設高校への進学時には入試を行いません。ただし、高校では外部募集を行い、一般公立中学からの入学希望者を受け入れます。

中等教育学校と併設型学校の違い

年による異年齢間の広い交流が可能、という利点です。違いについては次のようなことが挙げられます。

中等教育学校は完全中高一貫校であり、より効率的な学習が可能
生徒も同じ顔ぶれのなかで6年間を過ごすことができますが、半面、中だるみも予想されます。それによって、生徒間の学力に差が開くことも考えられます。固定的な人間関係もメリット・デメリットがあるでしょう。

併設型学校は高校段階で外部募集を実施
高校からの入学生が加わることで、内部進学の生徒には刺激になります。新たな人間関係も生まれます。一方、学習状況に違いがあるため、学校では授業などの進捗の調整が必要になり、中学からの内進生と高校からの入学者とのクラスや授業を区別するなど、全体が落ち着くまでに多少時間が取られてしまいます。

こうした学習面の課題、また人間関係や学校生活に関する課題について、少人数教育、補習、小テスト、宿題、自習室の設置、学校行事や部活動の充実など、学校はそれぞれ対応を工夫しています。

公立中高一貫校のねらい

千代田区立九段中等教育学校

次に、公立中高一貫校の特徴について見ていきますが、そのためにまず設立のねらいを確認しておきましょう。文部科学省は、公立中高一貫校導入の趣旨のなかで「中等教育の一層の多様化を推進」することなどを挙げています。これを受け、東京都教育委員会では都立中高一貫校導入にあたり、次のようなねらいを示しました。

・教養教育を行い、子どもの総合的な学力を培うとともに、個の確立を図り、個性と創造性を伸ばす。
・使命感・倫理感、社会貢献の心、日本人としてのアイデンティティなど社会的な役割についての認識を深め、国際社会に生き、将来の日本を担う人間として求められる資質を育てる。
・社会の様々な場面、分野において人々の信頼を得てリーダーとなり得る人材を育成する。

こうした方針に基づいて、具体的にどのように教育を行っていくか。その施策の主な例を挙げると、教育課程(カリキュラム)を弾力化し、中学段階で高校の内容を学んだり、中学段階で選択教科を増やしたりできます。授業時数も弾力化し、一般公立校より多く設定することができます。

つまり、実質的な教育の特徴としては、私立中高一貫校の進学校と共通して、学力向上・進学指導に力を入れているといえます。各校とも高い学習意欲、学力向上、国公立大学進学などを目標に掲げています。
学校がそれぞれ独自の「特色ある学び」を展開しているのも特徴の一つです。これも文科省の「中等教育の一層の多様化」の一環として、また東京都など、各教育委員会が示したねらいに基づいて行われているわけです。と同時に、やはり多様な教育を行う私学を意識した動きともいえるでしょう。

> 東京都立中高一貫校の一覧はこちら