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私立中学

男子校

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むさし

武蔵中学校 

学校説明会レポート 2015年度入試

説明会名称 第3回説明会
説明会開催日時 2014/9/27(土) 13:30~15:00
会場 大講堂
参加状況 100%
配布資料 説明会資料、学校案内、募集要項・願書。過去問題集販売(2,000円)「2015年度入試 出題教科の先生から受験生のみなさんへ」と題する4教科の入試資料
校長先生より

=教育理念について

本校は『世界』とつながる個を大切にする。これは本校の伝統的な学び。『世界』とは学びの世界、他者との出会いなど、さまざまなものを意味する。

本校は1922年に七年制高等学校として創立した。実業家・根津嘉一郎が教育に力を注ぎ社会貢献したいと、現在の金額で約970億円を投じて創立した。
建学の精神として「武蔵野三理想」を掲げている。
東西文化融合のわが民族理想を推敲し得べき人物
世界に雄飛するにたえる人物
自ら調べ自ら考える力ある人物

これは一言で言えば『世界』につながる教育。
本校はこころとからだの両方を育てることをめざす。学力の育成はその一部であり、人をまるごと育てるのが本校の教育。
「学力」とは、よくピラミッド型にたとえられる。地上3階、地下2階。地下は見えない学力。知的好奇心や意欲など。これは安心して学べるか、学校や家庭で気持ちよく過ごせているかが大事。
地上1階は目に見える学力。読み・書き・そろばん。これは反復や暗唱によって身につくものであり、強制力を伴う。本校では補習や課題などで鍛える。きらいなことはやらないのではだめ。まんべんなく勉強すること。地上2階は基礎知識、教養、創造。
武蔵は1学年170名の少人数教育の学校として、生徒目線の教育を行う。一人ひとりを大切にする学校。
本校OBにはJAXAで小惑星探査機「はやぶさ」の開発に携わった國中均や、生命科学者の水島昇がいる。彼らは共通して「研究は遊びが大切。すぐに成果を求めないでゆっくりやること」と言っている。本校ではそういう学びを大切にする。
国語、数学、社会、理科各主任より授業および入試解説(スライドに使用教科書や生徒のレポート、授業風景、入試解答用紙などを映しながら説明)

<国語科主任より>

=授業について

6年間を3つに区分する。
中1~中2は様々な言葉、文章に触れる。
中3~高1は基礎学力を固め、読解力を身につける。
高2~高3は自分の力で読み、発表する。

中3では古典文法、漢文訓読の学習も始まる。高2は発表形式の授業も行う。現代文、古文、漢文各専門の教師が授業を担当する。一般の教科書は使わず、教員がつくった教材を使用。
たとえば、中2では古文の学習として、古今和歌集を原文(変体仮名)で読む。それによって、文のなかに「、」や「。」がないとか、漢字は使われているのかなど、いろいろなことに気づいてほしい。
決して変わった授業をしているわけではなく、一般的な授業も行っている。できるだけ原文など元の形に触れることを大切にする。

高2はゼミ形式の演習がある。1クラス40人を2分割して行う。現代文のゼミではテーマを決めて評論や小説などを読む、古文のゼミでは1年間かけて一つの作品を読む。
ゼミでは生徒が発表する形で授業を進める。「武蔵の三理想」の一つである、自ら調べ、自ら考える授業。発表の仕方も大切だし、聞くほうもどのような質問をするか考えなくてはいけない。議論する力なども養う。

=入試について

読解力、思考力、記述力の三つを求めるという国語科としてオーソドックスな考え方にもとづいて行う。
武蔵の特徴は記述中心であるということ。これを他校より重視する。キラリと光る発想力や文章力を求めているわけではない。小学生の言葉で伝えてくれればよい。

ここ数年は評論が続き、今年は物語だったが、出題はすべてのジャンルを対象とする。
記述問題はどれくらい漢字を使えばよいかと質問を受けるが、小学生が書ける漢字は書いてほしい。間違えても合否に関係するほどの減点はない。
漢字の書き取り、読みも毎年出題している。

解答用紙は特に枠を設けたりしていないシンプルなもの。ここに「解答と関係ないことを書かないでください」との文言がある。これは解答のための図や表を作ったり、矢印を書いたり言葉をマルで囲んだりなどしてはいけないということ。あくまでも日本語の文章のみで答えること。自分で解答欄の枠を書き込んだりするのもいけない。

<数学科主任より>

=授業について

「思考力を磨き、数学の美しさやおもしろさを味わう」ことをねらいとして学ぶ。数学の楽しさを知り、数学が得意になってほしい。最高水準の大学入試問題を解く力を養いたい。そして志望大学の入試に合格すること。将来数学を武器にして各分野で活躍してほしい。

具体的な学びとして数学では直感力と論理的思考力、計算力を養う。前者は幾何によって、かなり掘り下げて学ぶ。後者の計算力は代数で養う。
検定教科書は使わず、教員作成の独自教科書を使う。教員手書きのテキストも使用。一般的な教科書のようなカラフルな色や絵などはなく、ごくシンプルな教科書。

クラスを2分割して学ぶ授業もある。生徒はよく指名される。どのようにして答えにたどりついたのかを重視して教える。

=入試について

今年は、1題は割合と比、食塩水の問題。これは基本的な問題。2題目は速さの問題。これは複雑な条件を整理すれば解ける問題。3題目は平面図形。これは難しかった。4題目は約数、倍数の問題。

出題の特徴は問題文が教員の手書きであること。教員の心のこもった入試を受けてほしい。解答欄に枠がなく、余白が大きくとってあることも特徴。考えるための十分なスペースがある。

出題意図は、順序正しく論理的に考えられるか。自分の言葉で説明できているか。なぜそうなるのか、しくみを正しく見抜く力などが大切。受験生には計算力や調べる力を大切にしながら考える力を磨いてほしい。

解答の注意として、まず文章をしっかりと読み、正しく理解すること。図表などを積極的に書き、問題のしくみを見つけること。式や計算、必要な図なども書き、どのような順序で考えたのかが伝わるように答えること。説明は簡潔に書くこと。長い説明文はいらない。

途中式や考え方などをどこまで書いたらいいか、過去問題の解答例を見て参考にしてほしい。といっても、模範解答でなくてはだめということではない。途中式は字が汚くても書くこと。途中式が合っているかを重視する。言葉足らずでもいいから、小学生なりの言葉で答えること。学校として受験者の解答を好意的に採点する。読みにくい場合は数人の教師で判読することもある。

合格するためにどのような勉強が必要か、武蔵の入試は着眼点や発想力が求められるが、どうしたら身につくかとよく聞かれる。まず計算力が大切。わからない問題はまず解答を読んでみよう。そしてなぜそうなるのか考えてみるとよい。コツコツ努力しよう。

<社会科主任より>

=授業について

高校では体系的に学び、中学ではものの考え方や方法論を学ぶ。
中1の夏は山上学校として赤城山に登る。生徒が地形図とコンパスを持ち、先頭に立って登山する。
夏休みの課題では、お年寄りから戦争体験を聞くこと、ハザードマップを用いて実際に危険個所を歩いてみることの2つを出した。
ハザードマップはまず役所に行ってもらってくることから始まる。役所を探し、訪ねる。書店にも行ってみる。そしてレポートにまとめる。みな力作ぞろい。ていねいに調べ、図説し、自分で掘り下げている。自分の足で、目でデータをかせぎ、事実を得ること。このプロセスが大切。

中3では卒業研究に取り組む。データなどの資料を集め、自分で検証する。論理的、整合的に考える、意見をまとめる。高2もフィールドワークのレポートを課す。こうしたレポートは板橋区主催の桜井徳太郎賞や、奈良大学と奈良県主催の全国高校生歴史フォーラムなど、外部の大会やコンクールで優秀賞を受賞している。

=入試について

まず問題文をよく読むこと。資料・史料を理解すること。出題文は長文で、資料も出す。これにもとづき論理的、整合的に解答すること。
知識があることが必ずしも有利ではない。小学生以上の知識を書くことを求めているのではない。素材をきちんとふまえ、自分の言葉で答えることが大切。

<理科主任より>

=授業について

実感、納得、探究。6年間の理科カリキュラムはこの三つに対応している。自然の本質を見極める。そのしくみを推論する。自ら根拠を見出し、主張できること。

6年間を3段階に区切り、まず観察から始め、データの積み重ねと数学力を身につける。1クラス2分割の少人数で実験授業を行う。特に中1~中2は実物を観察する授業が多い。たとえば中1は岩石薄片を自分で作成し、顕微鏡で観察する。ここで岩石の研磨を体験する。レポートも作成する。
また中1~中2は小学校から中学への学習の橋渡しとして、科学史も取り入れる。
中3~高1は物理、化学を中心に測定とデータ処理、考察と議論を重視する。発表やレポート作成もどんどんこなしていく。中3はレポートを書くための下準備もきちんと行ったうえで、清里で天文実習も行う。
高2~高3は物理、化学、生物、地学の4分野に分かれ、少人数でより深く、より専門的に学ぶ。

=入試について

出題の意図として、
・基礎的な理科の知識
・客観的に物事をとらえる力
・論理的思考力
・自分の考えをきちんと伝える力(国語力)
・じっくり粘り強く考え抜く力

これらの力が小学生なりにあればよい。小学校の教科書以上のことは求めない。文章で記述して答える力は必要。今年はメダカの飼育と繁殖を題材に出題した。どの教科書にも扱われている内容だが、問題文をよく理解して答えているかが問われる。

例年大問3題出題。うち「何か」を観察する問題を1題出すのが特徴となっているが、出題されない年もある。入試問題の構成は毎年同じではない。

慌てずに問題をよく読むこと。解答は読み手に伝わる書き方をしているか、気をつけよう。
解答欄は枠があるものと、ないものの両方がある。枠があるものは、枠内に収めること。ぎっしりと書く必要はない。簡潔さも大切。

用語や知識について、問題文にない言葉を使う受験生もいる。そうしてもよいが、問題に即しているかをよく考えよう。難しい言葉を使う必要はない。

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