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私立中学

女子校

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りっきょうじょがくいん

立教女学院中学校 

スクール特集(立教女学院中学校の特色のある教育 #4)

将来の進路につながる、国際交流&国際教育プログラム

長年に渡り海外の姉妹校と交換留学を行なっている立教女学院中学校・高等学校。新しい価値観や可能性を見出し、進路選択にもつながる同校の国際交流及び国際教育プログラムの特徴とは?

フィリピンやアメリカ、ニュージーランドの姉妹校と、長年に渡り交換留学を行なっている立教女学院中学校・高等学校。最近では、こうした国際交流を基盤に、さらなる国際的な視野や知識、自らの意見を英語で発信する力を養う教育に力を注いでいます。
将来の進路にもつながる同校の留学プログラムについてお伝えします。

国際部 国際教育主任 英語科教諭 高嶺 京子先生

新しい価値観や可能性を見出し、進路選択にもつながる同校の国際交流及び国際教育プログラム。その取り組みについて、国際部の髙嶺京子先生に話を聞きました。

異文化の理解を深める、国際交流プログラム

立教女学院の国際交流の歴史は古く、現在もフィリピン(1990年〜)、アメリカ(2000年〜)、ニュージーランド(2004年〜)の姉妹校と短期・長期の交換留学を行なっています。
「海外へ留学する場合、生徒たちはホームステイや寮生活をしながら、現地校へ通って、通常の授業に参加して学びます。語学の習得というよりも、その国の文化や社会、生活習慣に触れ、視野を広げ、多様性を学ぶことを重視したプログラムになっています」と髙嶺先生。
「たとえばニュージーランドのQueen Margaret Collegeは、首都ウエリントンにあって、近くには大使館も多く、学校自体が多国籍です。生徒たちは多様性を肌で感じ、今までと違うものの見方をもつようになります。一方、フィリピンでは、社会の格差を目の当たりにして、国際関係や社会問題に関心をもつ生徒もいますね。このように日本とは異なる環境に身を置くことで、国際理解を深めていきます。」

<姉妹校への派遣プログラム>
(以下の学校から、ほぼ同様に受け入れも行っており、本校でも姉妹校からの留学生が、常時、授業に参加しています。)

●Trinity High School(フィリピン)
約1週間(8月) 中学3年生〜高校2年生
●Queen Margaret College (ニュージーランド)
2週間(8月) 中学3年生〜高校2年生
長期(1月末〜9月) 高校1年生
●St.Stephen’s Episcopal School(アメリカ)
長期(9月〜翌年5月) 高校1・2年生
●St.Margaret’s College(ニュージーランド)
長期(1月末〜9月) 高校1年生

※長期は単位認定制度を採用

国際的な知識と発信力を養う、国際教育プログラム

長い歴史を持つ国際交流プログラムをベースに、より国際的な視野と知識、英語で自分の意見を発信できる力を養うためにつくられたのが、国際教育プログラムです。入学後最初に実施されるのが、中学1・2年生対象の「Summer English Program(サマーイングリッシュプログラム)」。通常の英語の授業でも外国人教師によるクラスは毎週ありますが、このプログラムは夏休み中の4日間、一日中オールイングリッシュの環境で、外国人教師がリスニング、スピーキングの少人数トレーニングを行います。生徒たちはどんどん英語を使うことに自信をつけていきます。

 中学3年生になると、「Empowerment Program(エンパワーメントプログラム)」に参加することができます。(中学3年〜高校1・2年生対象)これは、スタンフォード大学やバークレーなどのカリフォルニア大学の現役学生をコーチとして学校に招き、夏休み中の5日間、一日中リーダーシップトレーニングをするというもの。ポジティブシンキングで自らのアイデンティティーについて考え、環境や高齢化、ジェンダーなど現代社会の問題をテーマに取り上げて、ディスカッションを重ね、最後はプレゼンテーションを行います。(使用言語は全て英語)
「サマーイングリッシュプログラム、エンパワーメントプログラムは短期・長期留学へのとてもよい準備になりますし、部活動などでまとまった期間、海外に行くことができない生徒にも、日本にいながらにして、国際的な視野とマインドセットを身につけられる大変有効なプログラムです。」と髙嶺先生

 そして進路選択の時期を迎える高校1・2年生を対象に実施するのが、世界トップクラスの大学であるカリフォルニア大学デービス校での短期留学「Youth Program(ユースプログラム)」

研究者や学生の話を聞き、自分の生き方を考えるユースプログラム

「ユースプログラム(カリフォルニア大学デービス校留学)は※STEM教育に触れ、最先端の研究をされている先生方や現地学生との交流を通じて、日本の既成概念の外にでて、将来ビジョンを一から考えるきっかけをつくることを狙いとしています。
具体的には、デービス校は、生物学や科学、農学などの生命科学分野において全米トップであるため、関連の施設も充実しているので、ワイン醸造や農場、食料の研究所などの見学も組み込んでいます。農場見学をした時に、そこで学ぶ学生から、『将来、発展途上国へ行って、農業支援をしたい』という話を聞いて、学生のパッションに感銘を受けた生徒もいましたね」。髙嶺先生は、このプログラムの立案に関わり、2013年の開始時から留学の引率を担当しています。
「特にデービス校では、キャリアの考え方や、“自分の価値は自分で創造する”、“自分を過小評価してはいけない”といった内容の講義を行ってくれるので、生徒たちは刺激を受けるようです」と、髙嶺先生。
そのほかスタンフォード大学とバークレー大学も訪問します。
「また、日本とは違う“個”の強いカルチャーに触発される生徒も多いですね。今まで引っ込み思案だった子が、殻を破って積極的にディスカッションに参加したり、最終日のプレゼンで、自分の考えや意見を堂々と発表したり・・・。それをデービスの先生や学生たちがほめてくださって、さらに自信がつく。これからの人生を後押しする貴重な体験だと思います」。

※※ STEM教育・・・国際的に用いられている教育分野。STEMはScience(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Mathematics(数学)の頭文字を取ったもの。

<2016年度 Youth Program UC Davisの概要>
日時:2016年7月30日~8月9日 11日間
場所:アメリカ合衆国カリフォルニア州
参加:高校生20名  引率:教員2名

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<現地1日目>
デービスの学生によるキャンパスツアー。デービスに留学で在籍している日本人大学生の話を聞く。午後は日本ではまだ実施されていないSensory Science(官能科学)研究の石井りえ博士の講義を聞き、実験を体験する。

<現地2日目>
クリティカル・シンキングの授業がスタート(毎日、実施)。デービス校の藤田斉之先生の「より良い未来のために〜『選択する』ということ」をテーマにした話を聞く。午後はモンダヴィのワイン醸造研究所を訪問。夕食後にデービスの学生とイブニング・ディスカッション(毎日、実施)。

<現地3日目>
栄養学と遺伝子情報学を学ぶ。午後から大学のキャンパス内にある米国農務省の研究施設を見学し、食べ物が人体に及ぼす影響の研究について説明を受ける。

<現地4日目>
農業とsustainability(持続可能性)について学ぶ。デービスの農場を見学。

<現地5日目>
スタンフォードとUCバークレーを訪問。キャンパスツアー後に、日本人の大学院生(スタンフォードのメディカルスクール)や、ローレンス・バークレー国立研究所の湯澤賢博士の話を聞く。

<現地6日目>
科学者の倫理観について学ぶ。プレゼンテーションの準備。

<現地7日目>
プレゼンテーションとプログラムの振り返り。

<現地8日目>
サンフランシスコ観光。

留学を体験した生徒にインタビュー

Tさん:高校3年生。高1の時、カリフォルニア大学デービス校に短期留学する(ユースプログラム)。高2でエンパワーメントプログラムに参加。英検準1級を取得。クラブは陸上部に所属。

―デービス校の留学を希望した理由は?

中学校まで海外へ行ったことがなく、高校生になったら留学をしたいとプログラムを探していました。デービス校の留学は、いろいろな人と出会えると聞き、それが楽しそうだと思い応募しました。

― 留学中、心がけていたことはありますか?

寮生活も学校の友だちと一緒だったので、気をつけないとずっと日本語を使ってしまいます。なので、自分から積極的に英語を使って、現地の大学生と話すようにしました。

― 留学で印象に残ったことは?

いっぱいあります。まずは大学の敷地が広く、こんなところで学べたらいいなと思ったこと。あと、大学の先生が、「自分のやりたいと思っていることをやりなさい。迷いや不安があっても、チャレンジしなくては得られないものがある」という話をしてくれました。日本にいる時は、積極的に前に出ると、浮いてしまうんじゃないかと思っていましたが、アメリカへ行って、「大丈夫だよ」と背中を押された感じです。
また、デービス校、スタンフォード校、バークレー校で、学んでいる日本人がいたことに、刺激を受けました。なかには、日本の大学で理系の学部を卒業した後に、リベラルアーツを学んでいる人もいて、こういう学び方があることを知りました。
ほかには、英語が流暢でなくても、伝えたいという気持ちがあれば、伝わることがわかったのも収穫でした。

― 留学で得たことはなんでしょうか?

一番大きかったのは、進路を決めるきっかけを作れたことです。留学の事前学習で、東大の大学院生(外国人の留学生)から、ジーンセラピー(遺伝子治療)の話を聞きました。遺伝子を調べて、欠損や、配列のおかしなところを修正したりして病気を治療することに、興味をもち、留学先でも遺伝子の研究にも触れることができました。将来は、薬を開発する研究をして、病気を治す仕事をしたいと考えています

Fさん:高校3年生。高1の夏に、エンパワーメントプログラムに参加。1月~高2の9月まで、ニュージーランドのQueen Margaret Collegeに留学。同年、校内のレシテーションコンテスト3位。模擬国連にも参加。

― ニュージーランドの長期留学に応募した理由は?

もともと英語の勉強が好きだったことと、両親から「これからは英語ができないと社会で通用しない」と言われていたので、英語と会話力を身につけようと、長期の留学を選びました。

― 語学の習得以外に、留学でやってみたかったことは?

日本の文化を伝えたり、向こうの文化を吸収したいと思っていました。立教では剣道部に所属していたので、現地の子どもと剣道をしたこともあります。また、ホストマザーがジンバブエの出身だったり、ニュージーランドは移民が多く、文化もミックスされていて、日本との違いを実感しました。

― 留学中、大変だったことはありますか?

最初は、学校の宿題に苦労しました。みんなは当たり前にできることも、私は辞書片手に取り組んでいたので、時間がかかってしまって…。あと、「マーケットデイ」という、4、5人のグループで物を作って売る学校のイベントがあり、リーダーを担当しました。未経験なのに、予算管理などのビジネスプランを作らなくてはならず、大変でしたが、後からいろんな人にほめられてうれしかったです。

― 留学で得たことはなんでしょうか?

ものの見方が広がったことです。たとえばTPPは日本もニュージーランドも加盟に向けて動いていますが、日本では農業のことばかり取り上げられています。けれど、農業国のニュージーランドは立場が違い、またホストマザーが映画会社に勤めていることもあって、著作権の問題が話題になっていました。そんな経験から、知的財産法や著作権法の勉強をしたいと思うようになりました。将来、弁護士になりたいという夢をもったのも、留学がきっかけです。

― 留学で自分が変わったと感じたことはありますか?

もっと自信をもっていいことに気づき、様々なことにチャレンジできるようになりました。また、国際交流に興味がわき、帰国後、学校の国際交流グループに入りました。杉並ユネスコ協会の韓国スタディーツアーに参加したり、いろんな人との交流を楽しんでいます。

海外留学を体験することで、新しい価値観と可能性を見出す

立教女学院では、毎年60人以上の生徒が海外留学をしており、上記のようなプログラムを「新しい価値観や可能性を見出すための留学」という位置付けをしています。
「本校には、提携したものも含め、たくさんの留学プログラムがあり、長期か短期か、また留学の場所など、一人ひとりに合うプログラムを選択することができます。英語力が身に付くことも、もちろん大事なことですが、留学先で感じたこと、学んだことをもとに、自分自身を見つめ直し、将来の進路を考えるきっかけにしている生徒たちに計り知れない可能性を感じます。今はまだ名前が付いていないような職業に就きたいという生徒もいます。
 これまで留学にチャレンジした生徒たちは、大きく成長して帰国しています。普段生徒たちはコンフォートゾーン(快適で安心な環境)で生活していますが、成長するためには “Get out of your comfort zone!” 快適な環境から一歩踏み出さなければいけません。本校のキリスト教を基盤とした教育や日頃の平和学習、生徒会などの自治活動から、生徒たちは自らが踏み出すことの必要性を感じ、また留学先で困難にぶつかっても乗り越えられるのだと思います。留学を機に、視野を広げ、新しい価値観を見出し、自分の将来を自分で切り開く力を身に付けてほしいと願っています」。(高嶺先生)

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