2011年度第1回カリタス女子中学校学校説明会レポート
日時:2010年6月12日(土)10:00~12:30
場所:本校 講堂
参加者:約500名(250組)
配布資料:学校案内、ガイドブック、仏語科活動紹介、カリタスへようこそ1,2、アンケート他。
1.生徒による企画:フランス語劇”かぐや姫” (高校2年フランス語選択者)
演技もあることながら、流暢なフランス語のセリフに驚きました。フランス語の習熟度の高さを感じました。最後に会場からは大きな拍手が。
2.学校生活の様子(ビデオ)
普段のカリタスの授業風景や行事風景が飾り気なく、映し出されていました。特にドッジボールのシーンで靴が脱げた先生が転んでしまったり、バレーボールのシーンでサーブがなかなか入らないシーンなど、ほのぼのとしたシーンに会場全体が温かい笑いで満たされていました。
3.生徒あいさつ(パンフレット委員:中学生)
このパンフレットは私たちの好みでつくりました。
p4~p6に施設紹介としてキレイな校舎の紹介と秘密のカリタスも紹介しています。
p7、8の生徒の1日に出てくるIさん、Uさんは私たちパンフレット委員の生徒で、授業に密着してつくりました。
p11、p12では年間スケジュールが紹介されていて、生徒の声や写真などをのせています。
p13、p14からは教育の説明をしています。カトリック学校ならではのカトリック教育があり、朝の祈りや、聖書を読んだり、奉仕活動をして授業を行っています。
英語やフランス語ではネイティブの先生がいらっしゃって、授業をしています。フランス語ではカリタスオリジナル教科書を使って勉強しています。教科ごとの説明のページには授業を分かりやすく伝えるために、実際の私たちのノートをのせています。
このパンフレットは生徒目線で作ったものですので受験生にも分かりやすく表現しています。是非、これを参考にしてカリタスに入学してください。
最初に先生からこの機会を与えてくださったときは、こんな重要なことが本当にできるのか?と不安でしたが、一緒に作った同級生や先輩方や、先生や事業委員の方がとてもやさしく、本当に楽しく取り組ませて頂きました。
1年以上、カリタスに通っていますが、カリタスの知らなかったこともたくさんあり、驚きました。生徒目線で作ったものですので、是非、じっくり見てください。
4.校長挨拶(齋藤校長)
今年、創立50年を迎え、卒業生の孫の世代も入りつつあることを考えますと、それなりの伝統と校風を作り上げてきたと自負しています。歴史に裏打ちされた安定感と比較的大きな改革を可能にする柔軟性をあわせもっている学校と申し上げたいと思います。本校はこれまで同様、今後も変えてはならないカリタスの魂と、時代の流れをにらみながら勇気を持って変えていかなければいけないものを識別して、次の50年に向けた新たな1歩を踏み出そうとしています。50周年を単なる記念行事に終わらせたくはありません。カリタスの教育の根本を振り返り、ますます魅力的な学校に成長していくためのきっかけとしたいと思います。
これから先も変えてはならないカリタスの魂とは何か?子供たちに伝えていきたいことは、この”カリタス”という変わった学校名に端的に表れています。カリタスとはラテン語で”愛”とか”慈しみ”を意味する言葉です。もう少し付けくわえて言えば、神様の”愛”とか”慈しみ”を意味する言葉です。本校が子供たちに伝えたいのは”あなたたちは皆、神様から無差別、無償の愛、慈しみで大切にされている。だから、自分自身を本当に大事にしてほしい。苦しいことがあっても、めげないで、しっかりと自分を持ってほしい。”と同時に、他の人も神様から愛されているのだから、自分と同じように心から大事にしてほしい。ということを教育活動を通し、伝えようとしている学校です。
具体的には四つの心を身につけてほしいと呼びかけています。
私たちは今の日本の社会ではこの四つの心がますます求められているのではないかと思っています。神と自分と、とりわけ他者との関わりを重視する心と言えます。2番目の”学ぶ心”は単に勉強することではなく、将来、社会に貢献しようとする心です。本校は人と人との温かい関わりを大切にして、将来、そのために積極的に働ける人間を育てていきたいと考えています。関わりを大切にする人間は関わりを大切にする教育からしか育たないと思います。
本校の教育では目に見えにくいもにも注目して頂きたいと願っています。たとえば、教員と生徒の関わり、生徒同士の関わりの質、友達同士、周りの人へ、社会の中で辛く、苦しい思いをしている人々や他の文化へと関わりを広げさせていこうとする教育実践に是非、目を向けてほしいと思います。目に見えにくいものにこそ、カリタスの教育の本領があると思っております。
先程、生徒が説明してくれたこの学校案内は私の最近の一番の自慢の種です。教員からアドバイスを受けながら、表紙にしても、全体の構成にしても、それぞれのページのレイアウトや内容にしても、生徒たちが自ら作り上げたものです。指導と自主制が調和し、教員と生徒がコラボしたものです。この教員と生徒が協働していくことが本校の特徴と言えると思います。
本校では携帯を基本的には持って来てはいけないのですが、申請して頂ければ、持ちこむことは可能です。しかし、授業中に携帯が鳴ったり、廊下でメールをする生徒はまず見ません。それは教員と生徒会との間で数年かけて話し合ってできあがったルールだからです。
本校では中学校で心の交流プログラムというプログラムを持っています。中1で盛んに行われていますが、本校のカウンセラーが企画して、学年教員たちが協力して人間関係をトレーニングするというプログラムです。どのようにしたら、自分の気持ちを相手を傷付けないように伝えることができるか?といことを体験的に学んでいこうというプログラムです。礼法の指導も、相手を大事にするためには形としてどういう形をとるべきか、という意味合いで取り入れています。
本校は奉仕活動の盛んな学校であり、特にアンジェラスの会という宗教奉仕活動のグループは中2から高2まで80人程いますが、様々な活動をしています。
本校が英語とフランス語の2つの外国語を全ての子供たちにやってもらっているのは、他の文化への理解を深めたいと考えているからです。お互いの文化の違いを大事にすることによって、世界の平和に貢献できる人間が生まれてくるのではないかと思っています。
時代をにらみ勇気を持って変えて内容として、自律心の育成です。自分に厳しくなければ、人にやさしくできない。自分への厳しさが今の子たちに欠けていると思います。
本校は教科教室型運営方式として、全ての教科がそれぞれ、独自のゾーンを持った構成となっています。授業ごとに子供たちは移動していきます。次は何の授業だから、何の教科の準備をしていかなければならないか、意識して行動するようになっています。チャイムも鳴らしませんので自分で時間管理をしながら動いていきます。学年のコーナーには電子掲示板があり、当該学年と全校への情報を流し、生徒、自らが情報をとれるようになっています。そのようなことも含めて自律心を育てたいと考えています。
学習指導面、進路指導面の一層の充実も今の課題だと思っています。50年を境に保護者の方々、生徒全員に学園アンケートをとりました。全体としては学園の教育に十分な評価を頂きましたが、学力向上や進学実績への更なる期待も読み取れました。これを受け止め、2008年度から45分授業で7コマというカリキュラムの改定を行い、いっそうの充実を図っています。
又、高校でのコース選択の時期を変えようと考えています。現在、高校1年生から3コース制をとっていますが、1年遅らせて、高校2年生から3コース制をとろうと考えています。子供たちを小さくまとまらせずに、大きく育てたいと思うからです。今の社会は変化の激しい社会です。ますます、しなやかでたくましい生き方が求められています。特に女性は男性に比べだいぶライフワークが変わっていくかもしれません。それだけに、高校1年生では文系の生徒にも数学や理科を、理系の生徒にも国語や地歴を勉強してもらいたいと思っています。
これからの中高6年間はお嬢様方にとって大変、不安定な時期です。自分探しの時期でもあります。こういう時期だからこそ、人格全体の成長を支えられるような安定した環境が必要ではないかと思います。そういう目で是非、この学校を見て頂けたらと思います。
5.本校の教育の特色と募集要項等について(入試副委員長、学習進路指導部主任)
・ガイドブックに沿った説明
※詳細はガイドブック参照のこと。
6.校内見学(生徒案内)
高校生が案内してくれました。お勧めの場所を教えてくれたり、すれ違う先生方との気さくな挨拶などを見ると、先生との良好な関係や学校が好き!という雰囲気を自然に感じることができました。校内見学をしてみて、カリタスの校舎は抜群にいい作りだと感じます。校内が広く、明るいということ。敷地が広いという学校はありますが、校内が広いと感じることはあまりありません。広すぎて寂しいということもなく、窓は大きく明るく、廊下や階段も広く、リゾート地の保養施設のような感じがします。中心にイベント広場、図書館があり、まとまりがありました。図書館も天井が高く、明るく、やさしい作りの空間となっていました。教室は教科ごとのゾーン分かれており、特徴があり、理科のゾーン来れば小さな博物館のようになっていて、体験できる器具や水槽などがあり、又、フランス語のゾーンに来れば、フランス文化の紹介など、そのゾーンごとに、自然とその教科の興味が湧き出てくるような作りになっているところが、新しく、勉強への意欲喚起に効果的と感じました。その他、カフェテリアやホームベース、講堂、聖堂など、生徒にとって落ち着ける空間が非常に多いと思います。
是非、一度、校内見学をされることをお勧めします。
カリタス女子中学の説明会・公開行事日程はこちらチェックしてみてください。
<説明会に参加してみて>
生徒参加型の説明会という新しい形態の説明会で新鮮でした。しかし、一方で先生の説明内容が単調だったのが残念な点でした。
他校に比べ、校舎の作りが抜群にいい同校ですが、建物の作りに目を向けるのではなく、内容に目を向けてほしいというメッセージをこの説明会で強く感じました。様々な取り組みをしている同校に今後も注目したいと思います。





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