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スクール特集

女子校特集

中学受験スタディが特別取材した特徴ある教育

神戸国際中学校 校長 廣谷孝範先生が語る

神戸国際中学校が考える女子教育とは

校長 廣谷孝範先生が語る 神戸国際中学校が考える女子教育とは

強く明るくのびのびとした真の国際人を育成

―貴校の考える女子教育とは何ですか?

PHOTO社会のさまざまな舞台で活躍する女性が増えているなかで、真の国際人、つまりグローバルリーダーとして活躍できる女性を育成することを目指しています。

個性の尊重を第一に、自発的にやる気が芽生えるのびのびとした自由な環境づくりを心掛け、生徒一人ひとりの夢の実現に向けて、「人間力」「語学力」「学力」の育成をサポート。

協調性やコミュニケーション能力、自分の意見を発信する力、さまざまな語学や文化に触れながら広い視野で、将来さまざまな場で活躍できる強い女性に育ってほしいと願っています。


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個別に近い指導が叶う少数精鋭主義で学力を伸ばす

―学び(授業・カリキュラム)の特徴について具体的に教えてください

本校にはチャイムがありません。標準服としてブレザーはありますが、制服もありません。生徒は自主性を重視した学校生活のなかで、管理されなくとも、自分で判断し行動していける力を身につけていきます。

中学1・2年生では自分で学び取るという姿勢を確実に身に付けていけるよう、基礎的な学習の積み重ねを重視しています。中学3年生・高校1年生では、「総合文化コース」と「理数・医歯薬コース」のいずれかを選択し、将来の目標に向かってやるべきことをしっかりと意識づけた選択授業を導入しています。

高校2・3年生では、それぞれの持つ目標に対応できるよう、充実した選択科目を設置。医学系から芸術系まで、多彩な進路へと進んでいけるようサポートをしています。

PHOTO1クラスが約25名という少人数のクラス編成なので、授業中はすべての生徒の様子に目が届き、きめ細やかな指導が叶います。

また、教科ごとにオープンなラボ(研究室)があり、常日頃から生徒と教員が会話できるコミュニケーションの場が整っています。

壁のない信頼関係を築くことで、ただ学力を伸ばすというだけでなく、豊かな人間性と強い信念を持って行動できる人間の育成を行っています。


PHOTO情報化社会の中で役立つメディアの活用も推進しています。中学入学時に一人に1台ノートパソコンを貸し出し、普段の授業でも利用。

各種ソフトを使った資料づくりを段階的に学んでいきます。中学校生活最後の締めくくりには個々に「いま、最も関心のあるテーマ」をひとつ選び、レポートを作成する「課題レポート制度」を設けています。

担当教員の助言を得ながら1年間かけて課題にじっくりと取り組みます。自ら学び、考察した成果はPower Pointを使ってレポートにまとめ、プレゼンテーションを行ってもらいます。


プレゼンテーションの場ではどの生徒も充実したとてもいい顔をしているのが毎年印象的ですね。この課題レポートに取り組むなかで得た経験は、これから先の学校生活や、将来でもきっと役立つことでしょう。


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生きた外国語の習得を目指したカリキュラム

―国際理解教育についてお聞かせください

国際理解教育には特に力を注いでいます。

本校の生徒には、国際社会でも通用する英語力を身につけることはもちろん、国際感覚を磨き、どんな場所でも自分の力を発揮できる豊かな人間性と適応能力を養ってほしいと願っています。

PHOTO英語の授業では「生きた英語」を学べるような実践的カリキュラムを設けています。

ランチタイムを外国人教員とともに過ごし、自由な会話を楽しみながら学ぶ「English Cafe」のほか、海外ニュース番組を利用して語学だけでなく世界情勢も学ぶ「English Live」など、自由に参加できるプログラムも用意。

さらに、中学1年より週に1時間のフランス語の授業も必修科目として取り入れるなど、外国語教育に力を入れています。


高校1年で全員が参加する3週間のニュージーランド英仏語学研修に向け、中学3年の1年間は週1時間、語学力を高めて異文化を学ぶトレーニングする準備期間を設けています。集中的なネイティブスピーカーによる指導を通し、英語漬けの生活を体験する1泊2日の「English Camp」も実施し、十分な準備を行ってから海外研修に臨んでいます。

ニュージーランドでの研修期間中は一家庭に一人ずつホームステイをするのですが、日本語の全く通じない環境で生活することで、両親や周囲の人への感謝の気持ちを改めて強く感じてくるようです。生徒たちは語学や異文化を学ぶだけでなく、普段とは違う環境のなかで新たな自分を発見して帰ってきます。

また毎年、夏期休暇を利用して中学生の希望者を対象にイギリス・カナダ・フランスの3カ国への海外研修をローテーションで実施し、異文化を体験する機会をつくっています。国際社会との交流を通じて、地球規模の視野で語学力と国際感覚を磨き、真の国際人の育成をしています。


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自主性を引き出し、モチベーションを高める場の提供

PHOTO―理想の生徒像とはどのようなものですか?

どんな場でも物怖じしない、自由に発言できる生徒に育ってほしいと願っています。

ただ、全員がみな同じでなくてよいのです。生徒一人ひとりの持ち味をさらに引き出せるよう、機会や環境を整えていきたいと考えています。

自分の意思でやる気を出させるための仕掛けづくりとして、スピーチコンテストや自由選択制授業など、生徒自身がやりたいと思ったものにチャレンジできる場をできるだけたくさん設け、目標へのモチベーションを高める場を提供しています。


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思いをしっかりと表現し、伝えられる国際人に

―貴校が考えるこれからの教育について教えてください

PHOTO自分の思いをしっかりと表現し、相手に伝える力を持った国際人を育てることを目指しています。

そのために、校内英語オラトリカルコンテスト、仏語リサイタルといったスピーチコンテストを奨励し、表現力を磨いていける機会をつくっています。

もちろん参加は自由で生徒の自主性に任せていますが、先輩やほかの生徒の発表に刺激され、積極的に立候補する生徒が多いですね。


このコンテストがきっかけとなり、校外で行われているさまざまなコンテストでの活躍に繋がっています。押しつけではなく、本人の学びたいという意思、夢を叶えたいという思いを伸ばし、目標に向かって努力できる力をさまざまな経験から掴み取っていけるよう、教員は全力でサポートしていきたいと考えています。


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豊かな自然環境のなかで、個性と感性を伸ばしてほしい

―受験生やご家庭にメッセージをお願いします

PHOTO総面積5万4400平方メートル、海抜100余メートルという清閑な地に建つ学び舎は、どの窓からも瀬戸内海や淡路島を望むことができ、四季折々の豊かな自然が楽しめる環境にあります。

近代的な造形が特徴の校舎は円形や正方形など多様な形の組み合わせで、本校が目指す「個性を伸ばす教育」を表現しています。

この伸びやかな地で中高6年間を過ごすなかで、グローバルに活躍できる人材としての資質をしっかりと身に付けていってほしいと願っています。


「豊かな国際感覚をもち、創造的にチャレンジしながら未来を切り開ける女性」「自由を積極的に活用し、失敗のなかからも学ぶことができる女性」の育成に努めていきます。


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