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スクール特集

女子校特集

中学受験スタディが特別取材した特徴ある教育

園田学園中学校 教頭 繁明彦先生が語る

園田学園中学校が考える女子教育とは

教頭 繁明彦先生が語る 園田学園中学校が考える女子教育とは

「捨我精進」の精神を持った活力あふれる優しい女性に

―貴校の考える女子教育とは何ですか?

本校には「捨我精進」を建学の精神とした女子教育75年の歴史と伝統があります。「捨我精進」とは、他者に思いやりの心を持って接し、自分を高めながら他者とともにより良い社会を築き上げていくために、努力をしましょうという精神です。

PHOTO現在、女性が社会で活躍する場が増加するなか、一方では結婚や出産を控えたときに、仕事を続けるのか否か悩む現状にあります。

自分の人生を、まわりの人生を豊かにするためには、どういう生き方をすれば良いのか、自分自身で客観的に判断し選択できる逞しく優しい女性に育って欲しいと願っています。

そのために、日本の伝統文化や女性としての生き方を考える授業も設定し、所作や品性を備えた活力あふれる女性を育てています。


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多彩な学校行事やカリキュラムで新しい自分を発見

―学びの特徴(8つの魅力)について具体的に教えてください

本校では以下の8つの魅力を備えた教育を行っています。

(1)女性の学び (2)7つの習慣J (3)生活表の取り組み (4)放課後学習
(5)学力推移テスト (6)体験学習 (7)英語力 (8)勉強と部活動の両立

「個性を見つめ、伸ばし、一人ひとりの夢を実現する」を合い言葉に、社会で活躍できる女性を育てるための「女性学~女性の学び」を基軸として、多彩な行事や体験学習、部活動を通し「感動体験」ができる機会を設けています。

PHOTO女性学のカリキュラムでは、中1で茶道・マナーを、中2では華道・短歌俳句、中3では着付け・書の作法を学びます。日本の伝統文化に親しむなかで、社会で役立つ基礎的な作法と女性らしい心を育んでいます。

また、中1では仲間づくりを目的とした自然の中での合宿研修、中2では岡山県高梁市での農村体験、中3ではニュージーランド「そのだクライストチャーチキャンパス」での海外研修を実施。

人とのふれあい、自然とのふれあいのなかで視野を広げ、自分の将来を考える機会を設けています。


PHOTO2泊3日の農村体験では、現地の特産であるピオーネ栽培のお手伝いなどを通じ、お世話になった農家のみなさんとの交流が生徒の心に大きな感動を与えています。

「第2のふるさと」として深く心に刻まれる体験をしてくるようで、お世話になった農家のみなさんを文化祭にお招きするなど、体験学習後も交流を続け、人との繋がりを大切にする心を育んでいます。


PHOTOニュージーランド研修は、2週間の海外研修です。

ニュージーランド国立カンタベリー大学と共同で設立した「そのだクライストチャーチキャンパス」に宿泊し、小学校訪問やホームステイでの家族との交流などを通して、異文化を体験し、視野を広げます。

この体験を通して、海外に目が向くようになり、英語学習の重要性を実感します。「もっと英語を勉強したい」「将来は留学をしたい」などどんどん英語の学習への意欲が高まります。


そして、やる気を育てる教育プログラム「7つの習慣J」を実践しています。このプログラムを毎週1時間継続して学ぶことで、なりたい自分になるための習慣を身につけていきます。

併せて、毎週の生活表を記入することを徹底し、目標を持ち、効率よく時間を使う習慣を身に付けさせ、生徒一人ひとりが自主的に生き生きと学習や部活動に取り組む環境を作っています。バドミントン部やテニス部など全国レベルで活躍しているクラブが多いのは、その成果の現れだと思います。

PHOTOさらに、基礎的な学習習慣を身につけるため、放課後にその日の宿題などに取り組む場所を提供し、教員がサポートする「push up room」と、国語、数学、英語の学習プリントを自分で選択し、自習できる「step up room」を設けているのも特徴です。

プリントの提出状況は進度表で確認できるため、その達成感が自学自習の習慣を後押し。基礎学力をしっかりと習得できるようになります。

高校へは原則として「特別進学コース」に進学し、なりたい自分に向かって目標を持った学習を進めていただきます。


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仲間を大切にする思いやりの心を持ってほしい

―理想の生徒像とはどのようなものですか?

PHOTO目標を持って自ら学べる生徒、仲間を大切にする思いやりのある生徒、健康で活力あふれる生徒であってほしいと願っています。

特に仲間づくり。中学・高校時代は人間的な素養を育む非常に重要な時期です。小集団の本校では学年を超えた班編成で体育祭や文化祭、水泳講習などの行事を行っています。

「ファミリー活動」と名付けたこの班活動では、3年生がリーダーシップを取り、みんなで力を合わせて一つの目標に向かうことの素晴らしさを学びます。


中学から高校にかけての6年間でしっかりと集団生活を学ぶことで、将来へと続く仲間づくりをしてもらいたいです。多くの人と接し、さまざまな体験をすることで、自分の知らない自分を発見できることでしょう。

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集団や社会の一員として活躍できる人間力を育む

―貴校が考えるこれからの教育について教えてください

学校教育目標として「個性を見つめ、伸ばし、一人ひとりの夢を実現する」と掲げています。同時に、本年度の重点努力目標は「自ら学ぶ習慣を身につけ、集団や社会の一員としてより良い人間関係や生活を築こうとする態度と実践力を育てる」としています。

人間関係が希薄になったといわれる昨今、学校という集団生活の場においても、集団で物事を考える、集団で活動する場面が少なくなっているように感じます。

本校では仲間とともに「感動体験」ができる機会を増やし、集団で活動する意味をもっともっと伝えていきたいと考えています。

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「感動体験」の積み重ねで自信とやる気を喚起

―受験生やご家庭にメッセージをお願いします

PHOTO中学・高校時代は多くの人との関わり、たくさんの体験を繰り返すことによって成長していく時期です。

さまざまな学習、多くの学校行事、部活動などを通して「感動体験」ができる場面をたくさん設けています。

成功も、失敗も、挑戦も、感動も、一つひとつの経験すべてが未来へと進む原動力になるはずです。

夢を描いて、それを追い求めていくのが中学・高校時代であると思います。その過程をフォローできるように、しっかり生徒に寄り添っていきます。


本年度よりセレクトショップ“ビームス”プロデュースの制服に一新。関西圏の中学・高校では初採用のブランドになります。

「元気さ」と「きちんと感」をテーマにした制服は、組み合わせパターンが豊富で、より生徒一人ひとりの個性を尊重できるスタイルになっています。

新しくなった制服とともに、明るく元気に未来へのスタートを切っていただきたいと思います。


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