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デジタルパンフレット

スクール特集(桜丘中学校の特色のある教育 #2)

共に生き、感動をわかちあい 未来を創造できる生徒を育成する

生徒を相対評価ではなく絶対評価で見守る桜丘中学校。多彩な行事やクラブ活動、学習内容で生徒のやる気を引き出す教育体制とは。

仲間とともにたくましく生きながら、感動を分かちあい、未来を創造できる生徒の育成。そのために桜丘中学校では、授業だけではなく行事やクラブ活動など、様々なアプローチで、生徒1人ひとりの興味と関心を引き出す工夫をしています。2018年、副校長から校長に就任した高橋知仁先生に話を伺いました。

全員がリーダーを務めるクラスMCシステム

学校ではクラスのリーダー役はいつも学級委員にお任せになりがちですが、本校では全員が取りまとめ役を務めて、誰もがリーダーを経験できるようにしています。行事が多いのも成績だけではなく、各々の生徒の得意分野を生かす場面をたくさん用意しているからです。
現代はコミュニケーション力が重要視されています。基本になるのは自分の考えを相手に伝わるように発信し、さらに受け入れてもらうことです。本校では、日々の生活の中で、この力を身につけるために5年前からクラスMC (Master of ceremonies)制度を取り入れています。
MCは日直としての役割に加えて、1日のクラスの「取りまとめ役(ファシリテーター)」も務めます。リーダーシップの責任・苦労・難しさを体験し、リーダーの気持ちがわかるフォロワーとしてリーダーに協力する姿勢を学びます。他者への関心・理解・共感・協力への意識が高まり、プレゼンテーション能力向上の貴重な機会にもなっています。

▶校長 高橋知仁先生

創造性を生むタブレットの導入

本校では、問題解決能力や創造性を育むツールとしてiPadを導入し、一人1台体制を本格実施し、創造性が生まれやすい環境を大切にしています。
一方で、教員たちが、生徒の自由な使い方を見守る体制も整備。「知識」はタブレットが教えてくれる時代でも「知識を学ぼうとする意欲」は、人にしか高めることはできません。「学びの魅力をいきいきと語る先生の姿」や「認めてもらえる安心感」が生徒の意欲につながるのです。
たとえば、各クラブ活動の紹介動画を生徒たち自らが作成。どのようなことをどのような演出で、多くの人に伝えるかを彼ら自身が考え抜き、工夫をしています。この動画は、学校説明会などでも紹介しているのですが、保護者の方々から驚きの声が上がるほどのクオリティーの高さです。
また、タブレットはこれからの大学入試改に大きな役割を果たす「eポートフォリオ」にも直結するツール。タブレットを活用した「英検・数検対策個別指導講座」や「マンツーマンのオンライン英会話」も始めています。

中学レベルの解き直しを徹底する高1進学合宿

桜丘では中高6年間毎日の学習の記録を記すSSノート、中学3年間毎日一定のページ以上の家庭学習をする家庭学習帳をすべての生徒が1年生から継続。SSノートは教員が生徒とつながるツールとなっていて、保護者とも情報を共有します。家庭学習帳も毎日先生が内容を確認。生徒の頑張りに対してコメントを書き込みます。
また高1では、新入生同士の親睦を深めると共に、高校入学後の早い段階で中学から高校への学習内容にスムーズに移行することを目的に進学合宿を行います。マークシート方式のテストで中学履修範囲の定着度を測定。わずか1時間後には結果が出るよう本校独自の手法を取り入れています。一人ひとりが現段階での課題を明確にし、復習のための優先順位を明確化。自分に何が足りないのかを知ることで、自分を成長させるきっかけとしています。基礎基本の徹底こそ志望校合格の近道だと考えています。

卒業生が本気で指導するチューター制

本校では、進学に関する総合情報センターのURC(University Resource Center)を用意しています。ここでは、受験参考書や過去問題集を閲覧できるだけでなく、常駐する現役大学生のチューターにさまざまな相談をすることが可能です。チューターは全員が桜丘の卒業生。気軽に相談ができるところがポイントです。
生徒の中には、私たち教員へ質問に来るのが苦手な子もいます。先生ではなく年齢的にも近い存在のチューターが「ななめ」のポジションにいてくれることによって気軽に質問できるわけです。チューター制度は教科指導の1つでもありますが、生活面でもいろいろな相談できる場でもあると考えています。
部活との両立や学習意欲などの悩みを一緒に考えてもらえるなど、生徒からは好評です。

一方、本校教員の強みは、生徒の反応を見ながら「次はこんなことをやってみよう」と柔軟に考え、動くことができるフットワークの軽さにあります。生徒の興味と関心をうまく醸成している取り組みに注目していただければと思っています。

「さまざまな分野で最先端の学びを経験できる学校です」。これは、同校が学校説明会などで結論としてアピールする言葉。『第12回 日本e-Learning大賞』で、「生徒・教職員の創造性を刺激する、iPadがある学校生活」が文部科学大臣賞を受賞するなど、他校に先駆けてICT教育を推進する一方、生徒と教員、生徒と卒業生であるチューターといった人と人との温かい繋がりをとても大切にする。そんな同校からは、優れた人材が多く輩出されるに違いない、と取材を通じて感じました。

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