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山脇学園中学校

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スクール特集(山脇学園中学校の特色のある教育 #3)

「Cambridge Englishスクール」に認定。世界で活躍できる英語力を目指す!

今年度より東京23区内初の「Cambridge Englishスクール」の認定校になった山脇学園中学校・高等学校。英語の4技能5領域の力をバランスよく伸ばす授業を実践し、海外大学進学を視野に入れた学びも展開している。

実践的な教材で、4技能5領域の力を伸ばす 

同校は、東京23区内で初めて「Cambridge Englishスクール」に認定された。この認定には、ケンブリッジ大学出版が発行する教材の採用し、英語学習の成果をケンブリッジ英語検定で測定すること。その上で、学校全体の英語力を向上させるための3カ年計画に取り組むことが必要条件とされる。

「Cambridge Englishスクール」の認定を受けるまでの経緯について、英語科主任の毛塚邦知先生は次のように話す。
「現代のグローバル化社会で生徒たちが活躍するには、英語の4技能5領域[聞くこと、読むこと、話すこと(やり取り)、話すこと(発表)、書くこと]の力を、バランスよく身につけることが必要です。ケンブリッジ大学出版の教材は、それらを網羅した内容になっていて、リスニングやリーディングの量が多いのも特長です。また、使用頻度の高い語彙やケンブリッジ英語検定のデータを分析して、学習者が間違えやすい箇所を意識して取り入れるなど実用面でも優れていることから採用を決定しました」

現在、中学校では、独自の教科「イングリッシュ・アイランド・ステイ(EIS)」で、ケンブリッジ大学出版のテキスト「PREPARE」を使用した授業を週2時間行っている。また、3つのグレードでクラスを編成。少人数制による細やかな指導で、初めて英語を学ぶ生徒から既習生まで全員の英語力の向上を目指している。

▶︎英語科主任 毛塚邦知先生

ケンブリッジ大学出版のテキストを使用した授業

G1:日本人教員1時間、日本人教員とネイティブ教員によるティームティーチング1時間
G2:ネイティブ教員のみによる授業2時間
G3:ネイティブ教員のみによる授業5時間

感覚的に知識を取り入れ、自分で再構築して理解を定着する

毛塚先生によると、テキストの「PREPARE」は、日本の検定教科書にはない様々な工夫がされているという。
「たとえば、現在形と現在進行形について具体的な説明はなく、例文からどういうものかを読み取る仕組みになっています。現在形の例文には、alwaysやsometimes、usuallyなどが使われていて、繰り返し行われることや習慣的なことを現在形で表すこと、一方、現在進行形の例文にはnowやat the momentなどが入り、瞬間的な一時動作は現在進行形で表すことを生徒は感覚的に理解していきます。ある意味、ネイティブに近い覚え方ですね。そして次に、自分で文を組み立てる学習をします。知識として入ったものを再構築することで、理解が確実に定着します」

教材を使ったグループ学習も行われている。「スポーツをテーマにした章があるのですが、そこには、日本ではあまり知られていないマイナーなスポーツが載っています。そのスポーツについて調べ学習をした後、iPadなどを使って他のマイナースポーツについて調べ学習をし、説明のポスターを作成して、グループごとに発表をしたりしています」

また、自宅学習として、ロイロノートで課題を提出している。「主語と動詞の活用が間違っている文を正しくしたり、与えられた言葉を使って英文を作ったり、主に文法の復習をします。また、書くだけでなく、自分が作成した英文を読んで、その音声をロイロノートに入れて提出することも課しています。生徒一人一人の音読活動を教員が確認し、指導することが可能となっています」

年に1回は、中1・中2がケンブリッジ英語検定(CEFR*のレベルA1からA2の試験を予定)を受験する。4技能の到達度を世界基準で測定することで、生徒が自信や向上心につなげていくことを目的としている。また、レベルが上がると面接試験が行われ、その面接は2名の受験者がディスカッションをして、それを面接官が聞くというスタイルがとられている。まさに5領域の中の「話すこと(やり取り)」を問う試験だと言える。

高校においては、2022年度からの新教育課程の実施に合わせて、より学術的な「Unlock」というテキストを、1年から順次、導入する予定である。

* CEFR=ヨーロッパ言語共通参照枠。外国語の学習者の習得状況を示す際に用いられるガイドラインとして用いられる。A1は、学習を始めたばかりの者・初学者、A2は、学習を継続中の者・初級者と定義されている。

英語既習生クラスは4つのグレードで授業を展開

また、中学校に「英語既習生クラス」を設置しているのも、同校の英語教育の特色の1つだ。このクラスは、帰国生入試と英語入試で入学した生徒で編成し、英語の授業を4つのグレードで実施している。

英語既習生クラスの英語の授業

教頭の鎗田謙一先生によると、GⅣクラスに所属する生徒は、国内外のインターナショナルスクールや海外現地校の出身者が多いという。
「GⅣは、PREPAREの4(CEFR・B1レベル)から学習をスタートし、中3修了まで6(CEFR・B2レベル)を終える予定です。これは英検準1級と同じレベルであり、実際に何人もの生徒が合格をしています。GⅢはPREPAREの3(CEFR・A2レベル)から始めて、中3で5(CEFR・B1レベル)まで進み、英検2級取得を目指します。また、帰国生の中には日本人学校などに在籍して、あまり英語の学習していない生徒もいるので、その生徒に合わせたレベルから授業を行います」

取材をした日に、2年生のEISの授業を見学した。GⅣは、「Class Survey(クラス調査)」をテーマに、生徒がペアになって、自分たちでトピックとそれに関する質問を作り、クラスメートにアンケートをとって、まとめたものを発表するという学習を行っていた。この日はペアごとにプレゼンを実施。あるペアは「映画」を取り上げ、「どんなジャンルの映画が好きか」「どこで映画を観るか」などの項目でアンケートを取り、集計したものをグラフにして発表を行っていた。
プロジェクト型の学習は、学年が上がるにつれて、時事問題や学術的な話題も取り上げてくそうだ。

海外大学と国内大学の併願進学指導を実施

高校からは、英語の授業も大学受験に対応した構成となる。「海外大学の進学を視野に入れた学習を行うと共に、国内大学の受験英語にも対応する必要があります。高い英語力を生かして、国内の難関大学の合格を手にする生徒も多くいますね。希望する進路に応じて選択できるようにカリキュラムを組んでいます」と鎗田先生は言う。
同校は、海外大学協定校制度や指定校推薦制度を導入し、オンラインでTOFEL講座やSAT*講座を開講するなど、海外大学進学のためのサポート体制も充実している。

また、近年、力を入れているのが、海外留学生の受け入れだ。昨年は3人留学生が来る予定だったが、コロナ禍のためインドネシアからの留学生1人のみの受け入れとなった。「その留学生は、英語がとても流暢で、また人間的にも魅力にあふれ、生徒たちは刺激を受けていましたね。ホストシスターをしていた高校生もその1人で、今、海外留学を希望しているんですよ」と鎗田先生は言う。ちなみにインドネシアの留学生は、その後、トルコの大学に進学したそうだ。そして今年度は、ドイツとフランス、アジアから2人の計4人の留学生の受け入れを予定している。
同校から長期の海外留学を希望する生徒も増える傾向にあり、現在も3人が留学し、今年中に2人が出発をする予定で、来年度の留学の説明会に30名を超える応募があったという。

このように同校では、ケンブリッジ大学出版のテキストを使ったEISの授業、海外大学進学を視野に入れたカリキュラムの展開、海外交換留学生の受け入れなど様々な英語教育の仕掛けを繰り出し、将来、国際社会で活躍する女性の育成を目指している。

*SAT=大学進学適性試験。アメリカの大学入学時に考慮される要素の一つである。

▶︎教頭 鎗田謙一先生

<取材を終えて>
同校を取材して、最も印象に残ったのが、生徒にとって必要だと判断した教育を迅速に取り入れていることだ。ケンブリッジ大学出版の教材の採用も、これまでイングリッシュ・アイランド・ステイで行われていた学びを再検討し、授業改革を決断したという。また、海外大学進学に向けたサポート体制の整備や、留学生の受け入れなど、次々と新しい取り組みを展開している。その成果がどのように表れていくのか、今後も注視していきたい。

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