帰国生入試をおこなう「おすすめの私立中学校」
女子聖学院中学校(女子校)
帰国生に対する教育の特徴
同校の帰国生入試は、それぞれの受験生の学習経験やバックグラウンドを考慮し、算数は基礎のみ、作文では海外経験を問う「安心して受験できる」入試です。英語も英検取得者は加点されますが、必須ではありません。これは、「英語ができる生徒だけをとりたいわけではない」という理念の表れ。帰国子女といっても、必ずしも英語圏にいたとは限りません。英語力よりも、海外で暮らし、日本と海外の両方を見る”複眼”を持っていることを、高く評価しているのです。海外の文化や価値観、多様性を肌で感じてきたことが、他の生徒の刺激にもなる。そういう”財産”に期待し、その部分を伸ばそうというのが、同校の方針です。 「人の失敗を笑わず、プラスに評価する”文化”がある」と語るのは、国際教育委員会委員長・英語科教諭の滝澤佳代子先生。大らかで、多様性を受け入れる土壌がもともとあるので、帰国生も安心して通うことができます。 もちろん、英語教育にも十分に力を入れているので、英語圏以外からの帰国生や、「英語力を維持したい」という生徒にもぴったり。ネイティブの教員と会話できるイングリッシュラウンジといったインフラや、英検指導、各種講座なども充実。珍しいところでいえば、「英検3級で満点をとる」という指標を掲げています。準2級以上の先へ進むためには、基礎を完璧にしたほうが結果的に早道、という考えから。いわば英語の”体幹”を鍛えることで、英語を自由自在に使いこなす応用力が身に着くのです。 「『Be a Messenger』という理念の通り、上質な言葉を使い、人前でしゃべれる人材を育てたい」と、滝澤先生。英語のうまさより、「伝えたい」という思いのほうを重視するので、「失敗したらどうしよう」という恐怖心がなくなります。そして、スピーチコンテストなどでも恥ずかしがることなく、大人でもできないような堂々とした発表を披露できるようになります。その意味では、周りを気にする悪い意味での日本的な空気がなく、海外のようにオープンな環境で、のびのびと個性や英語力を伸ばしていける学校だと言えるでしょう。
海外帰国生インタビュー
Mさん 中学3年生(2017年度取材当時)
(小学6年~中学2年までケニアの現地校に在学)Q 女子聖学院を志望した理由は?
A :ラーニングセンターという施設があり、自主的に勉強ができるところがいいと思ったからです。海外にいたぶん遅れている勉強に集中でき、追い付けると感じました。また、見学してみて、施設がきれいで生徒が楽しそうな様子だったので、入学を決めました。
Q 実際に入学してみて、印象は?
A :クラスの雰囲気がよく、みんな優しく、友達がすぐにできたのがうれしかったです。授業も、先生が過去のノートやプリントを全部くれたので、助かりました。
Q 英語の授業はいかがですか?
A :レベル別に分けられていて、個人にあわせて上達できるのがいいですね。以前より、聞き取りが上手になりました。単語テストが毎週あるので、単語力もUPしています。
Q 海外経験が活かされたと感じたことは?
A :友達が海外生活についていろいろ聞いてくれたことが、仲良くなるきっかけになりました。
Q フレンドリーな雰囲気なんですね。最後に、将来の夢を教えてください。
A :理系に進みたいです。それから、いつかケニアに戻って、また友達に会いたい。ボランティアなどで、国際貢献もできたらいいなと思っています。
Mさんのお母さん
Q 女子聖学院への入学の決め手は?
A :海外で英語を身につけたので、英語に力を入れている学校に入って、英語力が維持できたらと思いました。また、現地から送ったメールのやりとりや、窓口での対応がアットホームだった点にも魅力を感じました。
Q 女子聖学院に通い始めて、お子さんの様子はいかがですか?
A :普段から授業で英語に触れていることが、本人の自信につながっているようです。まだ入学して数ヶ月ですが、友達に受け入れられ、楽しく過ごしている様子にも、安心しています。
Yさん 高校2年生(2017年度取材当時)
(中学2年~高校1年までアメリカ・LAの現地校に在学)Q 女子聖学院を志望した理由は?
A :英語に力を入れているという点に興味を持ち、見学に行きました。そこで、「先生と生徒の距離が近く、手厚く指導する」という説明があり、いいなと思ったからです。
Q 実際に入学してみて、印象は?
A :久々の日本の学校で不安でしたが、初日にみんなが優しく話しかけてくれ、すぐ友達ができました。授業は、海外にない古文が遅れていたのですが、担当の先生が朝15分、個人的に教えてくれ、中間テストでは追いつくことができました。指導がとても手厚く、助けられています。
Q 英語の授業の印象は?
A :習熟度別少人数のクラスなので、発言する機会が多いです。また、週1回のリスニングやスピーキング、英検の単語テストがあるので大変ですが、おかげで英語は維持できています。
Q 海外経験が活かされたと感じたことは?
A :海外に興味のある子が多く、話しかけてくれて新しい友達ができました。
Q 最後に、将来の夢を教えてください。
A :できたら大学は法学部に進み、将来は国際的に活躍する弁護士になりたいです!
Yさんのお母さん
Q 女子聖学院への入学の決め手は?
A :家が近く、お子さんが通っている知り合いが何人もいて、「あたたかい学校」という評判を聞いていました。実際に見学に行き、生徒たちからとてもあたたかい印象を受けました。また、先生から「思いを伝えることができ、本音でぶつかれる環境があります」と伺ったことも印象に残り、決めました。
Q 女子聖学院に通い始めて、お子さんの様子はいかがですか?
A :本当に手厚く勉強を見てくれるので、娘もホッとしているようです。お友達もみんないい子なので、親としても安心です。先生も親切でフレンドリー。本当に入れてよかったと思っています。娘が楽しく通えていることが、親としては何よりですね。
帰国生入試のポイントと日程
【出願資格】
原則として海外在住1年以上かつ帰国後3年以内であること
※帰国後の年数や国内インターナショナルスクール在籍者は応相談
【入試科目】
試験と提出書類の総合判定
試験は、算数基礎・日本語作文(400文字以上500文字以下)・日本語による面接
※面接は本人と保護者
英検取得者への加点は表の通り。
入試日程
試験日 | 試験名 | 募集人数 | 選抜方法 | 出願期間 |
---|---|---|---|---|
2018/11/28(水) | 海外帰国生入試 | 若干名 | 算数基礎・日本語作文・日本語による面接(本人と保護者1名) |
11/15(木)〜11/27(火) |
学校説明会日程等
開催日 | 開催時間 | 説明会名 | 予約 |
---|---|---|---|
2018/11/2(金) | 11:00〜15:30 | 記念祭 | [要予約] |
2018/11/3(土) | 9:30〜15:30 | 記念祭 | [要予約] |
2018/11/6(火) | 13:30〜14:30 | 校長先生と巡る校内見学&懇談 | [要予約] |
2018/11/10(土) | 18:30〜19:45 | ナイト説明会(3) | [要予約] |
2018/11/13(火) | 16:00〜17:00 | 校長先生と巡る校内見学&懇談 | [要予約] |
2018/11/14(水) | 10:00〜11:30 | 第5回学校説明会 | [要予約] |
2018/11/17(土) | 14:00〜15:30 | 第6回学校説明会 | [要予約] |
2018/11/20(火) | 13:30〜14:30 | 校長先生と巡る校内見学&懇談 | [要予約] |
2018/11/24(土) | 11:00〜12:15 | 女子聖Jr.Workshop(6) | [要予約] |
2018/11/24(土) | 14:00〜15:00 | 校長先生と巡る校内見学&懇談 | [要予約] |
2018/12/1(土) | 9:00〜12:00 | 入試体験会 | [要予約] |
2018/12/8(土) | 13:30〜15:30 | PTAクリスマス | [要予約] |
2019/1/12(土) | 9:30〜10:30 | 第7回学校説明会 | [要予約] |
2019/1/12(土) | 11:00〜12:30 | JSGプレシャス説明会(2) | [要予約] |
2019/1/19(土) | 10:00〜12:00 | ミニ説明会&個別相談 | [要予約] |
所在地・交通アクセス
〒114-8574 東京都北区中里3-12-2
TEL 03-3917-2277
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