実は一番大切? 通学【教育keyword series19】

校風、教育の特色、偏差値など志望校選びの基準はたくさんあります。中でも通学のしやすさは、すべての前提とも言うべき大切なポイントです。ここでは、通学について様々な側面から考えてみたいと思います。

通学時間

通学にかかる時間は気になるところですね。近くの公立校に通う場合と、中学受験を経て、私立校に通う場合ではだいぶ事情が異なってきます。首都圏や関西圏などの公共交通網が発達している地域でも、電車やバスを乗り継いで1時間、場合によっては1時間半ほどかけて通学するケースが多く見受けられます。体力的にも精神的にも負担となってしまう場合もありますので『中学受験スタディ』では「長くても1時間半以内」となるような志望校選びをお勧めします。

通学路の安全

時間と同じく気になるのは、通学路の安全です。残念ながら、通学中の生徒や児童の列に車が突っ込み・・・という事故が少なからず起こっています。通学時間は、便利なアプリですぐに調べられますが、安全性については、実際にその経路を辿るのが一番。説明会や文化祭などで学校を訪れる際に、ぜひ、確認するようにしましょう。

実際の登校、下校の時間に合わせてその経路を確認すれば、さらに良いでしょう。電車の混み具合や乗り換えのスムーズさなどその時間でなければわからないことも少なくないからです。第一志望だけでなく、受験する学校については、ぜひ、確認しておきたいところです。

スクールバスと自転車通学

交通の便があまり良くない立地にある学校では、スクールバスを運行しているケースもあります。八王子駅から少し離れたところにある工学院大学附属中学校は、八王子駅、拝島駅、北野駅、南大沢駅からのスクールバスがあります。費用が気になるところですが、八王子駅からの第一便(早く登校し自習する生徒向け)利用の場合は月額¥7,800、拝島駅からの第一便は、月額¥11,800などとなっています。志望校がスクールバスを運行しているかどうか、しっかり確認しておきましょう。

また、それほど距離がない場合は、自転車通学も選択肢の一つ。自転車通学で最も気になるのは、安全の確保でしょう。校則で決められていなくてもヘルメットは必ず着用したいところです。校則と言えば、そもそも校則で自転車通学を禁じている学校もあります。また、必要な装備を指定していたり、ステッカー貼付を義務付けていたりするケースも多いので、事前に確認しておきましょう。

これは、通学に限らず自転車を利用する場合は、という話ですが、近年、自転車保険加入を条例で義務付ける自治体が増えています。自転車に乗るということは、加害者となってしまうリスクを引き受けること。年間の保険料は、¥2,000から¥3,000程度ですので、自転車通学をする場合は、必ず加入するようにしましょう。

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