部活 【教育keyword series22】

突然ですが「中学、高校時代で一番印象に残っていることは?」と尋ねられたとき、あなたならどう答えますか? 友人とたわいもない話で盛り上がっていたこと、いたずらをして先生に叱られたこと、体育祭で活躍したこと・・・。もちろん、それぞれでしょうが「やっぱり部活が一番の思い出!」という人も多いのではないでしょうか。ここでは、その部活について改めて考えてみたいと思います。

そもそもその学校には、どんな部活がある?

中学受験に先立ち、志望校を選ぶ際に部活のことを考えている人はどれほどいるのでしょうか。そう多くはないかもしれませんね。学力レベル、通学経路や時間、男女別学か共学か、卒業後の進路は、といった条件から絞り込んでいくことがほとんどでしょう。

これは、ある進学校に進学した生徒さんから聞いた話です。「入学してから僕がやりたかった部活がないことに気がついてしまって。部活のことを全然調べてなかったんですね(笑)」。彼は、高校受験だったのですが、結構そういうケースは多いのではないでしょうか。『中学受験スタディ』の「体育系の部活がある中学校一覧」首都圏版関西版や「文化系の部活がある中学校一覧」首都圏版関西版などを参考に、事前にしっかり調べておくようにしましょう。

部活をするメリットは?

そもそも、部活って何のためにするのでしょうか。よく言われるのは、部活仲間と交流することによって、学年を超えて人間関係が広げることができるということです。部活以外に、学年を超えて日常的に交流できる機会というのは、そう多くはありません。

また、顧問の先生や先輩、後輩とのコミュニケーションをしっかりとる中で、礼儀やあいさつなどのマナーが学べることも大きなメリットですね。

同じ目標を掲げてともにがんばっていくことや、同じ趣味趣向を持つ仲間から刺激を受けながらより深めていくこと。これは、得難い体験に違いありません。卒業した後も、ずっと付き合いが続く友だちでいられる。これも、部活の大きなメリットとしてよく言われることですが、そのような体験を共有することによって、絆を深めることができた証だと言うことができるでしょう。

トップを目指すか、楽しく活動するか

強豪校という言葉を聞いたことがあると思います。都道府県大会には毎回のように出場し、場合によっては全国大会でも活躍する。体育系で言えば、そんなイメージでしょうか。そんな部に所属するならば、当然、それなりの厳しい練習を覚悟する必要があるでしょう。

一方、強豪校レベルには及ばないながら、楽しく部活の時間を過ごしたい。そんな志向の中学生も増えてきています。ですので、その学校のその部活が、トップを目指してがんばっているのか、楽しく活動することに主眼を置いているのか、その点を確認することは極めて大切です。

勉強との両立を実現するには

さて、部活というと「勉強との両立が大変」ということもよく耳にします。実際、これに悩んでいない部活生はほとんどいないのではないでしょうか。両立するためのキーワードは、ずばりメリハリです。なんとなくダラダラと過ごす時間をなくし、今、この時間は「〇〇のための時間なんだ」と認識することが大切です。

例えば、部活を終えて自宅に帰ってからの時間は、食事や睡眠以外の時間を「勉強の時間」と「自分の時間」に峻別します。それぞれの長さを決めておき、ゲームをしたければ「自分の時間」の中でするようにする。なかなか難しいことかもしれませんが、毎日、続けていけばきっと身につけられるはずです。

自分に合った部活で充実した生活を

ここまで、部活について考えてきましたが、(部活をするしないを含めて)自分に合った部活を選ぶことは、充実した生活を送るためにもとても重要なポイントです。冒頭でも触れたように、それは、志望校選びの段階から関わってくること。ぜひ、すばらしい思い出となるような部活を選び、充実した中学校生活を楽しんでいただければと思います。

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