教室の最新事情【教育keyword series24】

黒板に教卓、休み時間には日直の生徒が板書を消し、次の授業の準備をする。教室というと、そんな光景を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。しかし、今、教室は急激に進化しています。最新の教室事情を紹介しましょう。

キーワード1 ICT

教室が変わってきた背景には、授業においてICTの活用が進んできたことがあります。ICT活用が始まった当初、まず、導入されたのはパソコンや電子黒板でした。いずれも、教室に持ち込まれただけで、まだこの段階では教室そのものが大きく変化することはなかったのです。教室そのものが変わっていく、もう一つの鍵となったのは、アクティブラーニングの採用が急速に広がっていったことでした。

キーワード2 アクティブラーニング

生徒全員が、黒板の前に立つ先生の方を向き、黒板に書かれたことをノートに写す。そんな一方通行の授業ではなく、生徒自身が主体的に学んでいくアクティブラーニングが、多くの学校で採り入れられていったのです。

アクティブラーニングの授業でよく見られるのは、少人数のグループに分かれて、まずはグループの意見を集約していく生徒たちの姿。そのため、簡単に移動できるキャスター付きの机や椅子が利用されることが増えてきました。中には、長方形ではなく、曲線でデザインされた机を用いている学校もあります。人数に関わらずグループを作りやすいのです。

キーワード3 プロジェクターと白い壁

グループを作ったり、一人ひとりに分かれたりしながらアクティブラーニングの授業は進みます。そして、グループの発表。以前の教室では「じゃあ、Aグループ前に出てきて」という形が多くよく見られました。しかし「前」という概念も次第に薄れてきます。

四角い教室のどの面でも「前」として活用できれば、その方が効率的。そして、四方は白い壁となり、プロジェクターでどの面にも映像が映し出せるような教室となっていったのです。もちろん、wi-fi完備は前提です。

学校の導入事例

最後に、実際の教室をいくつかの学校で見ていきましょう。

<スペシャルレポート>
和洋九段女子中学校(東京都)のフューチャールーム:文化祭発表会やPBL(Problem Based Learning)型の授業で活用

<スクール特集>
郁文館中学校(東京都)のFUTURE LAB:全学年が様々な教科のアクティブラーニングに利用
西武台新座中学校(埼玉県)のSACLA(Seibudai Active Learning Lab):アクティブ・ラーニングを推進するために設けられているスタジオ型教室
雲雀丘学園中学校(兵庫県)のHibari ColLab:2022年4月に完成。探究活動での活用へ

<学校HP>
聖学院中学校(東京都)のフューチャーセンター:アクティブラーニングやプレゼンテーションなどに特化

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