学校詳細
建学の精神、教育理念
建学の精神は「和魂洋才」
建学の精神「和魂洋才」にもとづき、「明朗和順」の徳性を養い、有為な日本女性の育成をめざしている。そして、自主自立の精神と、豊かな教養と国際性を身につけたグローバルな日本女性を育成する。
教育の特色
「和」の学びとして「礼法」の授業を設置
「和」の学びとして、中1と高3で週1時間「礼法」の授業を行っている。立ち居振る舞い、日本間での作法、お茶の点て方などを学ぶ。中3・高1では、琴の体験学習も行う。
「英語で自己表現でき、国際社会で通用する英語力を身につけた生徒」を育成するために、和洋ラウンドシステムの教育方法を創りだす。この方法では、『くりかえし』学ぶことで定着をはかり、「さらに使いたい」「もっと表現を工夫したい」と向上心を掻き立てている。また、ネイティブ教員による英会話も生徒10人の少人数による習熟度別授業行っていて、英検準2級の合格率も上昇している。
理科では「実体験から学ぶ科学」を方針として、中学3年間で約100項目もの実験・観察を行う。中3ではグループによる夏休みの課題研究、高校では希望者対象に高大連携講座などを行う「特別理科クラス(Advanced Science Team)を展開している。
数学は中1から習熟度別授業。朝自習や全校計算大会、数検準2級・3級チャレンジなど中高での取り組みにより、着実に成果を上げている。
高校では国公立・難関私立大への現役合格をめざす特進コース、有名私立大への現役合格をめざす進学コースに分かれる。このほか服飾・手芸の専門学科として、ファッションテクニクス科を設置している。
施設設備
中学・高校・大学がひとつになったキャンパス
中学と高校の校舎が統合。
平成29年度4月、和洋女子大学のある国府台キャンパスに中学と高校の校舎が統合した。明るい校舎には数多くの実験・実習室を備え、最新設備も充実。高校や大学との連携プログラムで豊かな学びが広がる。幅広い分野の書籍、約10万冊を所蔵する開架式の図書館は自習スペースとしても利用可能。CAL教室には約100台のパソコンを完備。情報の授業や、様々な教科の調べ学習などに活用する。
平成27年3月に完成した体育館は、2つのアリーナやトレーニングスペース、学生ホール(食堂)などを備えている。体育館の地下には、1年を通じて泳げる温水プールがあり、水泳の授業や部活動に使われている。
学校行事
日本武道館で書初め大会
年間を通して活動的な行事が充実。5月には遠足、7月には林間学校、8月には夏期講習、9月には学園祭、弁論大会、英語スピーチコンテスト、体育大会、12月には合唱コンクール、英語宿泊研修、2月には百人一首大会、学習発表会。3月には英国研修がある。
部活動
ダンス部は全国大会強豪校
90%以上の生徒が部活に所属。全国大会強豪校のダンス部はじめ全国に知られる部活も多く、熱心に活動している。運動部には、水泳部、卓球部、陸上部、ソフトボール部、ソフトテニス部、バスケットボール部など。文化部には、吹奏楽部、茶道部、華道部、筝部、演劇部、美術部、書道部などがある。
進路指導
医薬看護系、理工系への進学が増加
生徒一人ひとりが自分に合った進路を実現できるよう、きめ細かく指導。教員や卒業生チューター(大学生)が生徒の進路相談に応じている。高校では、40以上の大学を招いての大学別ガイダンス、卒業生の受験体験談なども行う。
長期休暇中の講習なども実施し、高校のCAL教室ではパソコンで過去20年分のセンター試験問題を検索し、自己採点もできるシステムが完備。
近年大学合格実績が着実に上昇し、約8割の生徒が現役で4年制大学に進学している。医・薬・看護・理・工・農学系への進学も増加。英語・国際系の進学者も100名を超えている。国公立では、千葉大、山形大 、山口大 、福島県立医科大、東京藝大など。私立では、上智大、明治大、青山学院大、立教大、学習院、法政、中央大などに進学している。
その他
段階的な異文化理解教育
海外に目を向けて視野を広げることに重点が置かれている。主に中学生を対象とした語学宿泊研修ではオーストラリアから講師を招き集中英語授業を行うことで、異文化に触れる機会を提供。また、中学3年生から高校生を対象にヨーロッパ文化研修を実施。この研修では実際にイギリスやイタリアの地に訪問をして、現地視察だけでなく作品作りなどを通じて異文化理解をする。高校2年生では最長2ヶ月のオーストラリア研修を行い現地生活をすることで異文化理解を深めることができるように工夫されている。