英語を使いながら生き抜いていく力を身に付けるため、「使える英語」の習得を目指す同校。2019年度から英語の教科書を変更し、より「使える英語」の習得に舵を切った。中学1年生から高校2年生まで、連続性のある学びで自然と英語が身につくプログラムが用意されている。
ES英語特化型で入学した生徒が所属するのはMeisei Global Scienceクラス（MGS）。グローバル化する社会の次世代リーダーとして、国際社会で活躍できる人材を育成するクラスだ。英語だけでなく、さまざまなプログラムを通して、グローバルに活躍できる知識や能力を身に付ける。英語の授業は中1・中2は週6時間、中3は中7時間。その内の1時間はネイティブの先生による授業だ。日本人の先生の授業で学んだことを実際にネイティブの先生の授業で使い、学びと体験を繰り返し、英語を習得。学んだ結果は英検やスコア型４技能検定（GTEC）などで確認する。

中1・中2では東京グローバルゲートウェイ（TGG（※））に赴き、実際に英語を使う体験をする。生徒は自分のレベルに合ったコースを選択し、学校で学んだ「英語を活用」して、「英語で学ぶ」ことができる。このプログラムは年3回実施。自分の英語が通じたときの達成感が学ぶ意欲につながる。また、MGSの生徒は中学1年生のときから府中市のイベント「ヤングアメリカンズ」に参加。40人以上のアメリカ人ダンサーやシンガーとともに、音楽やダンスを通じてミュージカルを3日間で作り上げ発表する。生の英語に触れるとともに、中１のときには見ず知らずの子とグルーピングされ、英語だけでなく仲間の作り方、他者理解、自己肯定感を体験してもらう。中2のときにはリーダーシップを発揮することを期待される。
(※東京グローバルゲートウェイ…英語を使用する楽しさや必要性を体感し、英語学習の意欲向上のきっかけ作りとなるよう東京都教育委員会が開設した東京都英語村）

中3はフィリピンのセブ島にて1ヶ月間の語学留学を実施。半年前からスカイプでフィリピンの先生と英語の授業を行い、11月、12月でセブ島へ。中学英語学習の集大成であり、高校での使える英語につなげていくためのプログラムでもある。セブ島ではドミトリーに宿泊し、生徒同士助け合いながら、1日5時間の個人レッスン、そして夕方はグループレッスンを行う。レッスンにはダンスやヨガなどの時間も設け、リフレッシュしながら続けられる工夫がされている。

2019年度よりES英語特化型入試を実施。試験は英語のみで、筆記・リスニングおよび面接が行われる。試験は英検3級および児童英検ゴールドレベルで、リスニングの比重が若干高くなっている。筆記は選択式問題と英語を使って自分で考える問題を出題。面接は英検準2級レベルで実施。英語力はもちろん、子どもの発想力や物の見方を見る。また、学ぶ意欲、チャレンジ力、海外志向性など、学習についていけるか、グローバル社会で活躍したいという志向があるかどうかも評価の対象となる。

入試日程