帰国生入試をおこなう「おすすめの私立中学校」
聖園女学院中学校(女子校)
帰国生に対する教育の特徴
長年に渡って国際交流に力を入れ、海外生活経験のある生徒も数多く在籍している。2024年度より「ダブルディプロマシステム」を導入。これにより、日本に居ながらカナダの高校卒業資格を取得することができるようになった。定評のある同校の英語教育にカナダの教育プログラムを加えることでさらに視野を広げ、コミュニケーション能力や問題解決能力を高めることを目指している。
帰国生と一般生は同じクラス、授業体制をとっているが、英語入試を受けた帰国生やCEFRのA2~B1に準ずる英語力を持つ生徒には、ACE(Advanced Class of English)という「取り出し授業」を用意。ネイティブ・スピーカーの教員がオールイングリッシュで指導している。鯉淵・スーザン先生によると、「ACEでは小説を読んで、登場人物や時代背景などについて話し合ったり、エッセイを書いたりして、自分とは、社会とはどういうものなのかを考える授業を展開しています。文学の美しい英語に触れ、英語の学びを通じて人間性を深めることを大切にしています」と話す。中3になると戦争文学を扱ったり、高校では時事問題を取り上げて、ディスカッションやプレゼンテーションなども行っている。
一般の英語の授業でも、アウトプットを重視している。例えば中1では、習った単語や文法を使って自己紹介や部活紹介をしたり、中2では形容詞や副詞を豊かに用いて自分の考えを発表したり、英語劇なども実施。4技能をバランスよく磨き、使いこなせる英語の育成を図っている。
また、毎日「ミニ留学」が可能なネイティブ教員との会話やアクティビティーを楽しむMEA(Misono English Academy)をお昼休みや放課後に設けたり、海外研修や留学プログラムも多数用意するなど、英語習得に適した環境を提供。一方で、国語や数学など習熟が不十分な教科は個別指導を行い、海外経験も一つの個性として、帰国生が安心して過ごせる環境を整えている。
帰国生インタビュー
(1歳~小1までシンガポールに滞在、小1~4年までインドネシアの日本人学校の在学)
Fさん 中学3年生(取材当時)
(小2~4年までドイツの現地校に在学)
Mさん 高校2年生(取材当時)
(小2~中1までオーストラリアの現地校に在学。土曜日に日本語の補習校に通う)
Q 聖園女学院を選んだ理由は?
Sさん 聖園女学院は英語学習に特化したカリキュラムが充実していることと、たくさんの緑に囲まれたアットホームな雰囲気に惹かれ入学したいと思いました。
Fさん もともとカトリックの教育に興味がありました。聖園祭(文化祭)を見に行った時、先輩たちが優しく接してくれ、とても温かな学校だと感じたのも大きな理由です。
Mさん 6年間、海外で学んだ英語を忘れたくなくて、英語の「取り出し授業」を行っている学校に行きたいと思っていました。また、ずっと硬式テニスをしてきたので、聖園はテニスコートが3面あり、とてもきれいだったので、テニス部にも入りたかったです。あと、現地校と同じく、自然に囲まれた環境も良かったです。
Q 入学して学校生活はどうでしたか?
Sさん 友だちもすぐにできました。勉強も楽しいですし、放課後は先生に質問したり、自習室に行ってわからないところなどを女子大学生のメンターに教わっています。
Fさん 私が思い描いていた通り、聖園は優しい人が多く、すぐに馴染めました。生徒同士の団結力も強いです。
Mさん 私は中1の終わりに入学したので、できあがっている友だちのグループに入っていけるか、勉強の環境もオーストラリアとは違うから付いていけるか心配でしたが、大丈夫でした。数学など基本ができていないところは、先生にマンツーマンで補習をしてもらい、それを約1年間続けてくださり、安心して過ごすことができました。
Q 英語の授業はどうですか?
Mさん 高2の選択授業は、私を入れて生徒が2人なので、先生からたくさん教わることができます。プレゼンやエッセイなど表現する機会が本当に多く、私はプレゼンが好きなので楽しいですね。さらに英語力を高めることができました。これからの大学受験でも強みにできそうです。
Fさん 私は英語圏の学校ではなかったので、通常の英語クラスにいますが、英会話や英検対策なども丁寧に行ってくれます。毎月1回*、海外の先生とオンラインで英会話する機会もあるので、4技能をしっかり身に付けたい私にとってとても良い授業だと思っています。(*2024年現在、オンライン英会話は年間100回実施)
Sさん 小テストも毎回あり、補習制度もあるため先生の指導が手厚いです。また、1人1台貸与されているipadには数千冊の洋書が読めるので、色々な本をクラスみんなで読んでいます。もっとたくさん勉強してACEクラスを目指したいです。
Q 海外生活で身に付いたと思うことは?
Sさん イスラム教は豚肉を食べてはいけないことや、キリスト教、仏教それぞれの宗教に対応したレストランがあることを知りました。宗教や人種、文化が多様であることを目の当たりにし、自然に受け入れられるようになりました。
Fさん ドイツの文化を知り、そのことで日本の文化も再認識できました。学校にはドイツ以外の国の人もいて、いろいろな違いはあっても、相手を思いやる・優しく接するなど、人間として大切なことは変わらないこともわかりました。
Mさん オーストラリアでは、積極的に発表したり、コミュニケーションをとる人が多く、私はそういうタイプではなかったけれど、たくさんの刺激を受けて自分から積極的に行動できるようになりました。
Q 今後の目標や将来の夢を教えてください。
Fさん 将来の進路は定まっていないのですが、部活の弓道がうまくなりたいと思って、練習をたくさんしています。
Sさん キャビンアテンダントになるのが夢です。飛行機に乗っている時間が好きだし、英語力も生かせるからです。
Mさん 英語を勉強して楽しかったので、大学は国際教養か語学系に進み、将来は国際関係の仕事をしてみたいと考えています。
帰国生入試のポイントと日程
[試験内容]
計算力確認試験と日本語の作文、または計算力確認試験と英作文・スピーキング(スピーキングは個別に実施)
入試日程
試験日 | 試験名 | 募集人数 | 選抜方法 | 出願期間 |
---|---|---|---|---|
2024/11/30(土) | 帰国生入試(国内在住者・校内受験) | 特に定めず | <計算力確認試験と日本語の作文>または<計算力確認試験と、英作文・スピーキング> |
11/9(土)〜11/29(金) |
2024/11/30(土) | 帰国生入試(海外在住者・オンライン受験) | 特に定めず | <計算力確認試験と日本語の作文>または<計算力確認試験と、英作文・スピーキング> |
11/9(土)〜11/19(火) |
学校説明会日程等
※掲載されている日程等は変更になることがありますので、念のため最新の情報を学校ホームページでご確認の上、ご参加ください。
開催日 | 開催時間 | 説明会名 | 予約 |
---|---|---|---|
2024/8/2(金) | 10:00〜11:30 | 帰国生説明会 | [要予約] |
2024/8/23(金) | 18:00〜19:15 | ナイト説明会 | [要予約] |
2024/9/6(金) | 10:00〜11:30 | 特待適性検査型入試説明会 | [要予約] |
2024/9/21(土) | 9:30〜15:00 | 聖園祭 | [学校のホームページをご確認ください。] |
2024/9/22(日) | 9:30〜15:00 | 聖園祭 | [学校のホームページをご確認ください。] |
2024/10/12(土) | 9:30〜11:30 | 第2回学校説明会 | [要予約] |
2024/10/15(火) | - | 帰国生説明会<動画配信型説明会> | [要予約] |
2024/11/14(木) | 10:00〜11:30 | 授業・校内見学会 | [要予約] |
2024/11/23(土) | 9:30〜11:30 | 第3回学校説明会 | [要予約] |
2024/12/5(木) | 10:00〜11:30 | 特待適性検査型入試説明会 | [要予約] |
2024/12/20(金) | 14:00〜16:00 | クリスマス行事&受験相談会 | [要予約] |
2025/1/16(木) | 10:00〜11:30 | 授業・校内見学会 | [要予約] |
所在地・交通アクセス
〒251-0873 神奈川県藤沢市みその台1-4
TEL 0466-81-3333
- 小田急江ノ島線「藤沢本町駅」より徒歩10分
- 小田急江ノ島線「善行駅」より徒歩15分
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