学校詳細
建学の精神、教育理念
人間形成と大学進学。その先の未来へ
城北が掲げる教育目標は、「人間形成と大学進学」。自由と規律のバランスを大切にしながら、確かな学力と豊かな人間性を備え、自らの力で未来を切り拓き、社会で活躍できる人材を育てている。
その原点にあるのが、創立者・深井鑑一郎の「教育の使命は、社会に役立つ有為なる人間の育成にある」という教えだ。優れた人間性を土台に、広い教養と高い専門性を身につけてこそ、社会に貢献できる人になる――その精神は、今も城北の教育に受け継がれている。
だからこそ城北では、勉強だけでなく、部活動や学校行事にも本気で取り組むことを大切にしている。仲間と力を合わせ、ときには失敗や悔しさも経験しながら、自分で考え、挑戦し、最後までやり抜く。その一つひとつの経験が人としての土台をつくり、大学進学、そしてその先の人生を自ら切り拓いていく力へとつながっていく。
教育の特色
6年間で、自ら学び、仲間と高め合う
中・高6年間を3つのステージに分け、それぞれを有機的につなぐ、城北独自の「3期体制」。6年間を通して、生徒の成長段階に合わせた教育を実践している。城北が大切にしているのが、「人に教えることこそ、自分自身の深い学びにつながる」という考え方だ。授業では生徒同士の教え合いを積極的に取り入れ、ときには生徒が教員役となって授業を進めることもある。学年が上がるにつれて、放課後に仲間同士で黒板を使って教え合う姿も日常の光景になっていく。「自分だけが伸びる」のではなく、「仲間と一緒に伸びていく」。そんな高め合いの文化が自然に育まれていることも、城北の大きな魅力だ。
●基礎期(中1・中2)
人としての土台をつくる時期。学力だけでなく、コミュニケーション力や、多様な考えを受け入れる広い心を育む体験を数多く用意している。中1の6月には、長野県の城北大町山荘で2泊3日の「大町オリエンテーション」を実施。豊かな自然の中で飯盒炊さんやレクリエーションなどに仲間と挑戦し、クラスメイトとの距離を縮めながら、集団生活で大切なことを体験的に学んでいく。自らテーマを設定し、仮説を立て、実験・観察を重ねて成果をまとめる「理科自由研究発表会」、多彩なテーマについて自分の考えを表現する「私の主張コンクール」など、仲間と関わりながら成長できる機会も豊富だ。さらに総合学習ではICTを活用した「情報」の授業を行い、情報機器を使いこなす力だけでなく、クリエイティビティを発揮して新しいものを生み出す力を基礎から育てていく。
●錬成期(中3・高1)
自分の興味や可能性を広げながら、「将来の自分」を具体的に考え始める時期。キャリア教育の一環として、大学教授や医師、会社員など、様々な分野で活躍するOBや保護者から直接話を聞く「将来を考えるための講演会」を開催している。卒業後も母校を訪れるOBが多い城北だからこそ、少し先を歩く身近な先輩をロールモデルとして、その経験や挑戦に触れることができる。そうした出会いが、自分の将来や志望大学を考えるきっかけになっていく。また、基礎期から総合学習で積み重ねてきた探究活動の集大成として、中3の修了式では「中学卒業研究発表会」を実施。応援するプロ野球チームの戦力分析、効率よく飛べる飛行機の形、日本の木造建築の優れた耐久性など、一人ひとりが自分の「好き」や「なぜ?」を出発点にテーマを深掘りし、スライドにまとめ、自分の言葉でプレゼンテーションする。
●習熟期(高2・高3)
それぞれが描いた進路を、確かな学力で実現へと近づけていく時期。高2から文系・理系クラスに分かれ、例年は理系を選択する生徒が6割程度を占める。文系・理系それぞれに適したカリキュラムを編成し、志望進路に必要な科目を十分に学べる環境を整えている。高3ではさらに、一人ひとりの志望にきめ細かく対応するため、私立型の文系・理系、国公立型の文系・理系の4コースを設置。共通テスト対策や小論文などの選択ゼミも用意し、志望大学から逆算して、必要な学力を効率よく磨き上げていく。また、大学入試を終えたばかりのOBから直接話を聞く「入試懇談会」では、大学ごとの特徴や具体的な勉強法、受験期の過ごし方などを少人数のグループで聞くことができる。東大をはじめとする国公立大学、早慶などの難関私大へ毎年多くの卒業生を送り出している城北だからこそ、先輩たちのリアルな経験が次の世代へと受け継がれていく。
施設設備
学びも、挑戦も、思いきり。充実の教育環境
23区内という立地でありながら、のびのびと活動できる充実した施設・設備も城北の大きな魅力。約1万平方メートルの広大なグラウンドには人工芝を整備し、高体連のサッカー公式戦にも対応できる広さを誇る。年間を通して利用できる屋内温水プールでは、水泳の授業で25メートルを泳げるようになることを目標に、必要に応じて補習も実施。水深1.8メートルという本格的な環境を生かし、水泳部は水球を専門に取り組んでいる。トレーニングルームには多彩なマシンが揃い、高1の体育では、生涯スポーツの視点から効果的にトレーニングする方法を学ぶ授業も行う。さらに、校内には弓道場、柔道場・剣道場を完備した武道館が設置されている。中2から高1までの体育では武道を必修とし、柔道または剣道を選択して心身を育てていく。2教室ある美術室や音楽室、工芸室や書道室(和室・洋室)など芸術活動のための環境も充実しており、勉強だけではなく、スポーツにも芸術にも思い切り熱中できる環境が整っている。
ICTを日常的に活用できる学習環境も充実している。生徒たちは自分のデバイスを持ち込み、授業や学校生活の様々な場面で活用している。どの教室にもモニターやWi-Fi環境があり、生徒たちはそれらを活用して力を伸ばしてく。その象徴となるのが、ICTとアクティブラーニングを融合させた教室「iRoom」。グループワークやディスカッションに適した可動式のテーブルや椅子、ホワイトボード、モニター、プロジェクターなどを備え、仲間と意見を交わしながら、批判的思考力や論理的思考力を磨いていく。「情報」の授業だけでなく、クラブ活動のミーティングなどでも活用され、映像を使ってプレーを分析したり、部員同士で課題や考えを共有したりすることもある。ICTを単に「使う」のではなく、自分たちで考え、伝え、よりよい答えを導き出すための道具として活用する。こうした日常の積み重ねが、大学受験はもちろん、その先の社会で求められる力にもつながっていく。
450席を備えた食堂は、育ち盛りの男子生徒の学校生活を支える人気の場所。昼・夕方に利用でき、カレーやハヤシライスなどの定番メニューをはじめ、麺類や日替わり定食、教室に持ち帰って食べられる予約制の弁当など、多彩なメニューを用意している。通常でも男子生徒が満足できるボリュームだが、ライスや麺の大盛りにも対応。人気メニューはカツカレーと味噌ラーメン。昼食時はもちろん、放課後のクラブ活動や自習室での勉強を前に、エネルギーを補給したい生徒にも利用されている。学び、語り合い、体を動かし、好きなことに夢中になる。生徒たちの充実した一日を、城北の施設と環境がしっかりと支えている。
学校行事
体験が、生徒を大きくする。
中3の5月に行う「江戸東京フィールドワーク」では、東京を舞台に、街を実際に歩きながら、今と昔の違いや歴史・文化について学ぶ。11月の研修旅行(修学旅行)では舞台を関西へと移し、同じ視点から関東と関西を比較することで、学びをさらに深めていく。研修旅行の基本は班行動。訪問先やルートを自分たちで考え、電車での移動や昼食なども仲間と相談しながら決めていく。知らない土地だからこそ、自分たちで考え、協力し、判断して行動することが求められる。その経験が大きな達成感となり、生徒たちの自信と自立につながっていく。高3の沖縄研修旅行でも希望制や班活動を基本とし、平和学習や文化体験、海でのアクティビティなど、沖縄だからこそできる多彩な体験を重ねる。
中・高合同で行う「城北祭」(文化祭)は、城北生のエネルギーが結集する一大イベント。企画から準備、当日の運営まで生徒たちが主体となってつくり上げる。仲間と意見を出し合い、ときにはぶつかりながら、一つのものを完成させていく経験は、生徒を大きく成長させる。例年、2日間で1万人を超える来場者を記録するなど、学校全体が大きな熱気に包まれる人気行事となっている。
国内外で本物の文化や価値観に触れる機会も充実している。中1からネイティブ教員による授業で培った英語力を、実際のコミュニケーションへとつなげていくのが城北の国際教育だ。「イングリッシュシャワー」(中1~高1)は、3日間を英語だけで過ごすプログラム。5~6人の少人数グループに外部のネイティブ講師が1人付き、それぞれのレベルに応じて実践的な英語力を磨いていく。「オーストラリア語学研修」(中3・高1の希望者)は、多くの生徒が参加する人気プログラム。英語を「学ぶ」だけでなく、実際に「使う」経験を重ね、異なる文化や価値観に触れることで、海外のよさと同時に日本のよさにも気づいていく。「シンガポールグローバル研修」(高1・高2の希望者)は、上級者向けのプログラムで、ディベート形式を多く取り入れ、高いレベルでの実践力を高めていく。さらに、高1では選抜制の「ターム留学」を用意。カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、アメリカから留学先を選び、約3カ月間のホームステイと現地での学校生活に挑戦する。いつもの環境を飛び出し、自分の力で考え、人と関わる。その一つひとつの経験が、生徒の世界を広げ、次の挑戦へ踏み出す力になっていく。
部活動
好きが、成長する力になる
47のクラブがあり、一人ひとりが「好きなこと」に思いきり打ち込めるのも城北の魅力。運動部では、野球部、サッカー部、生物部などが人気を集め、少林寺拳法部、水泳部、鉄道研究部は全国レベルの舞台でも活躍している。文化部の多くは中高合同で活動するため、学年を越えて教え合い、刺激を受けながら成長できることも特徴だ。「全国高等学校鉄道模型コンテスト」で受賞歴を誇る鉄道研究部をはじめ、囲碁将棋部、釣り部、ラジオ部、デジタル創作部、奇術同好会など、城北ならではの個性豊かなクラブも充実している。仲間とともに夢中になり、挑戦し、ときには壁を乗り越える。そんな経験が、教室だけでは得られない大きな成長につながっていく。
進路指導
自分で選び、自分で切り拓く進路
城北の進路指導が大切にしているのは、教員がレールを敷くのではなく、生徒自身が未来を描き、その道を切り拓いていくこと。「どの大学に行くか」だけでなく、「将来何をしたいのか」「何を学びたいのか」を考え、自分と向き合いながら進路を選択していく。
特に中3から高1を将来を考える大切な時期と位置づけ、面談に加え、OBから大学生活や受験について聞く「入試懇談会」や、様々な分野で活躍する社会人の話を聞く「将来を考える会」、高大連携プログラムをはじめとした学外の大学イベントへの参加など、多彩なキャリア教育を実施。社会や世界に目を向けながら、自分の可能性を広げていく。
目標が定まれば、教員がその実現を力強くサポート。過去問や小論文の添削をはじめ、医学部志望者には医学部受験セミナーや模擬面接など、一人ひとりの志望に応じた指導を行う。自分で未来を選ぶ力と、その挑戦を最後まで支える教員。その両方が、城北の進路指導の強みだ。
その他
一人ひとりの学力を、確かな力へ
夏期・冬期休暇には、希望制の講習会を実施。難易度別・志望大学別・分野別など、その学年の生徒に合わせて毎年内容を組み立て、一人ひとりが自分に必要な講座を選んで力を伸ばしていく。中1の頃から、学期中には課題や補習、小テストやレポート作成などを通して基礎学力の定着も丁寧にサポート。日々の授業から講習、受験対策まで校内で学びを積み重ね、難関大学へ進学する生徒も少なくない。




































