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私立中学

女子校

おおつまたま

大妻多摩中学校

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デジタルパンフレット

学校詳細

建学の精神、教育理念

自立自存・寛容と共生・地球感覚

大妻多摩中学校は、1994年に開校した。校訓は「恥を知れ」。大妻学院の創立者・大妻コタカ先生のこの言葉には「他者から見て恥ずかしい行いをしていないか、日々、自らを戒める」という意味がある。生徒たちが常に心に留めておけるように、校訓は校章の裏に刻まれている。
同校の教育理念は「自立自存」「寛容と共生」「地球感覚」。「自立自存」とは、主体的に行動し、自主的に学習を進めていく力を養うこと。「寛容と共生」は、多様性の時代、様々な価値観を持つ人への理解を深め、相互で連携して協働すること。「地球感覚」は、地球規模の視野で物事を見つめ、よりよい世界を作るために自分のできることを考え実行していくこと。
また同校には「わたしの力を、未来のために」というスローガンがあり、様々なプログラムを実施。

教育の特色

独自の教育カリキュラム「Tsumatama SGL」

大妻多摩中学校には、独自の教育カリキュラム「Tsumatama SGL」がある。Sは「Science理数教育プログラム」Gは「Global国際教育プログラム」、Lは「Liberal Arts教養教育プログラム」だ。

「Science理数教育プログラム」は、まず算数・理科の面白さを伝える学習を行う。教科書に沿った授業を行いつつ、友達と協力して問題を解いたり、教えあったり。また生徒が問題を作成する「作問グランプリ」もある。ほか、中学3年の「数学探究」では、校舎の高さの計測など、数学の探究心を育む学習を行っている。理科では、自然が溢れる同校ゆえに、植物や動物観察など、座学ではない授業も実施。これらの理数教育の成果により、高校2年での文理選択では、理系希望者が文系を超えたそうだ。

「Global国際教育プログラム」は、中高一貫6年間の教育で、国際人としての基礎を身につける。英語の授業は5ラウンドシステムを導入。中学3年間で聴く力と話す力をトレーニングしていく。中1の秋から「プレ・エンパワメント・プログラム」として、生徒をランダムに5名くらいのグループに分けて、1グループに1名、ネイティブ教師をつけて授業を展開。3日間、英語漬けの日を設定し、授業+イベント的に楽しく英語に触れるプログラムを実施している。

また、新型コロナウイルス感染拡大の影響で現在は自粛しているが、中学2年で、グローバル・キャリア・フィールドワークとして全員オーストラリアへ。同校の姉妹校の学生たちとの交流、大学のキャンパスツアー、現地で働く日本人の方にお話しを伺うなど、海外の大学での学びや仕事について考え、将来へと繋げるきっかけを与えている。この海外経験は、英語学習の意欲を高める効果も発揮しているようだ。ほか希望制のターム留学などの制度も充実している。

「Liberal Arts教養教育プログラム」は、「学問(リベラル)」と「技能(アーツ)」との融合。「人間力」「キャリア」「実践体験」「ロジカル・シンキング」の4つの柱から成り立っている。
「人間力」とはコミュニケーションスキルを向上させること。共感力、人との距離の取り方を学ぶ。SNSモラルも学習する。「キャリア」は、自身の将来に向けて、キャリア形成をしていく。職業体験や職業ガイダンス、卒業生や民間企業で働く方の講義などで、将来について考える機会を与えたり、大学の学部・学科の学びの理解を深めたりという企画を実施。「実践・体験」は、日本を知る学び。フィールドワークとして、東京下町巡検(高1)や奈良京都への修学旅行(高2)ほか平和学習研修もある。「ロジカル・シンキング」は、論理的思考力を深めることが目的。物事を論理的にとらえ、相手に伝える方法を学ぶ。ディベートや論文など様々な形で授業を行う。

施設設備

眺望が素晴らしい図書室は生徒に人気

10ヘクタール以上の広大な敷地があり、大妻女子大学と併設されている同校。グラウンドは、人工芝グラウンド(共用グラウンド)と天然芝グラウンド(中高グラウンド)、土のグラウンド(球技場)と3つある。夜間照明も備わったテニスコートが6面、体育館は3つある。実験室は、化学と生物用に4室、物理用に1室、計5室。3つの英語学習室(call教室)は、備え付けPC・タブレットや、リスニング用のソフトを使った先進的な授業が展開できる最新設備を整えている。茶道部の活動や茶道の授業を行う和室もある。
生徒に一番人気の施設は図書室と約200席ある自習室。眺望のいい場所にあり、木を基調とした、吹き抜けのある広々とした気持ちのいい空間。午後7時まで利用可。

学校行事

中高の生徒が一致団結する体育祭・文化祭・合唱祭

「体育祭」「文化祭」「合唱祭」が三大行事。6月に開催される「体育祭」は、各学年を縦割りにし、中学1年から高校3年まで4つの色に分かれてチームを組む。上級生と下級生の交流が活発に行われ、お互いの応援を通して学年を超えた一体感が得られるイベントだ。9月に行われる文化祭「欅祭」は、中高全員の生徒が一致団結して盛り上げる。展示物、イベント、屋台などが学園通りにズラリと並ぶ様子は圧巻。(2020年、2021年はオンラインで開催)。「合唱祭」は1月または2月開催。プログラムは中学と高校分かれ、それぞれクラスが選んだ楽曲を披露する。

部活動

中学1年は全員がクラブ活動に参加

同校のクラブ活動は、中学と高等学校が一緒に行う。中学1年はクラブ活動必須。部活動を通して、先輩たちとの縦の繋がりをスタートさせ、クラスメイト以外の生徒との交流を持つきっかけづくりをする(中学2年からは任意)。全国区の強豪クラブを目指すというより、楽しくクラブ活動をすること、そして目の前の試合に勝利するために全力をつくすことを目標にしている。バトン部、ラクロス部は全国大会の経験あり。

進路指導

生徒一人ひとりに手厚く進路指導

同校は1学年、160名ほどと小規模だが、その分、一人ひとりの生徒に対し手厚いサポートを行っている。「大妻多摩の進路指導は、一人ひとりの夢の実現のサポート」としており、中高6年間を通して、生徒の知的好奇心を刺激し、学習習慣を身につけていく。

担任だけでなく、教科担当も協力して、生徒が目標を達成できるように情報を共有して指導を徹底。その成果は合格実績に現れており、2022年は東京大学、大阪大学、北海道大学、筑波大学医学部など、国公立の難関大の合格者を出している。また推薦入試による受験も増えており、およそ3分の1の生徒は推薦入試で進路決定をしている。そのため、論文の添削などのサポートも丁寧に行っている。指定校推薦枠は、早稲田大学、慶応大学、上智大学、東京理科大学、明治大学ほか、GMARCH以上の難関大も多い。

その他

「国際進学入試」から「国際進学クラス」誕生

「国際進学クラス」は、2020年、試験科目に英語を導入した「国際進学入試」で入学した生徒が中学2年に進級するタイミングで新設されたクラスだ。2020年より、中学1年の英語を、習熟度別クラスで実施。中学1年終了時に、英語の成績条件や、外部の英語4技能試験(英検)の条件をクリアした生徒と、「国際進学入試」で合格した生徒(英語の成績基準あり)が、中学2年より「国際進学クラス」に進級(定員は40名程度)。ネイティブ教師によるオールイングリッシュの授業が週3回+日本人教師による英文法の授業を組み合わせたカリキュラムで学習していく。

英語を得意とする帰国生や、入学時に高いレベルの英語を既習している生徒が増えたことを受けて、英語力をさらに伸ばしていくために、ハイレベルな英語の授業の必要性を感じて新設された「国際進学クラス」。同校の新たな取り組みとして目が離せない。

制服

中学・高校ともにセーラー服

中学・高校ともにセーラー服。夏服(半袖・長袖)の上着は白地、冬服の上着は紺地のセーラー服となっている。中学生はネクタイ、高校生はリボンを着用。足下は、指定の白ソックスまたは黒色のストッキングを着用する。

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