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目白研心中学校
スペシャルレポート 7

目白学園時代を振り返り、
親子3人が語る「目白研心の魅力」

公開日:2022.9.-

2009年に、女子校から共学校となった目白研心中学校・高等学校。女子校時代の卒業生、共学になってからの卒業生、そして現在高校1年生という、同校と深い縁のある親子3人を取材した。

Index

1/3

卒業後も色あせない友情が育まれた坂道

同校への志望理由について、Aさん(高校1年生・中入生)、Kさん(Aさんの兄で同校の卒業生・亜細亜大学国際関係学部3年生)、Yさん(AさんとKさんの母)の3人に話を聞いた。

共学校となっても変わらない制服と教室のピアノ

目白研心中学校・高等学校が共学校として新たなスタートを切ったのは、2009年。校名を女子校時代の「目白学園中学校・高等学校」から改称し、校舎も新築された。中学から短大まで目白学園に通っていたYさんは、今でも当時の同級生たちと家族ぐるみの付き合いがあるという。

Yさん

「女性らしさを身につけられるようにと母が女子校を選び、その中の1つが目白学園でした。今と同じ制服だったので、かわいい制服で通えて嬉しかったです。友達にも恵まれて、今でも中学や高校の同級生10家族で定期的に集まっています。保護者として来校したときに、今も各教室にピアノが置かれているのを目にして、とても懐かしかったです。休み時間にピアノが得意な子が弾いてくれたりして、和やかな雰囲気になったことを覚えています。合唱発表会の時には、練習に力を入れていたクラスもあったので、教室にピアノがあるのはいいなと思っていました」(Yさん)

今でも集まるYさんの同級生家族

現在も家族ぐるみの付き合いが続く同級生たちと友情を深めていったきっかけは、通学路にある「坂」だったと、Yさんは振り返る。

「通学路には五の坂など、きつい坂があります。中学1年生で大荷物を持って上るのは、かなりの苦痛でした。そんな坂道の途中で同じ学年の子を見つけたら声をかけて一緒に歩き、なんとか学校にたどり着くことができたのです」(Yさん)

目白学園中学校時(Yさん、左から2番目)

アメリカから急きょ帰国し、高校1年生の1月に編入

そんな思い出のある母校に、息子のKさんが通うことになったのは2018年。アメリカで生活していたYさん一家が急きょ帰国することになり、当時高校1年生だったKさんが編入できる学校を急いで探すことになった。高校1年生の1月だったこともあり、編入試験を受けられる学校がなかなか見つからなかったという。

「日本とは時差があるので、電話ができる時間も限られています。本人が『せっかく英語を身につけたから、英語力を維持できる学校に通いたい』と言っていたので、英語に力を入れている学校をリストアップしました。そして次々と電話して、やっと検討してみると言ってもらえたのが目白研心だったのです。学校名が変わっていたので、自分の母校だとは思わずに電話をしていました。目白研心だけは私たちの事情を考慮して、編入試験を設けてくれたので本当にありがたかったです」(Yさん)

そして帰国したKさんは、同校のSEC(Super English Course)に編入した。

「アメリカには2年弱暮らしていたので、身につけた英語力を落としたくないという気持ちがありました。ですから、ネームバリューや偏差値より、英語力を維持できる学校、受験の英語ではなく、日常生活の中で英語をたくさん使える学校に通いたいと思っていました。SECは、ネイティブの先生が担任です。英語の授業だけでなくホームルームも全部英語なので、アメリカで身につけた英語力をブラッシュアップしていける環境が整っています。高校1年生の1月から通うことになりましたが、父の転勤で過去にも途中からクラスに加わることがあったので、抵抗はありませんでした」(Kさん)

Kさん

そして妹のAさんも中学から同校に通い、現在は高校の特進コースに在籍している。

「兄がいるときに学園祭に来て、模擬店などをやっている様子を見て、中学生も高校生も和気藹々としていて楽しそうだったのでこの学校に入りたいと思いました。教室にあるピアノは、休み時間に弾く人はいませんが、放課後に忘れ物を取りに教室へ行ったときなどに誰かが弾いていることはあります」(Aさん)

Aさん

2/3

30年以上も前から見据えていた“英語の目白”

歴史のある同校独自の英語教育、そして多くの生徒が利用している学習支援センターなどについて話を聞いた。

30年以上前からネイティブ教員による英語の授業を実施

目白学園高等学校では、1998年に英語コースが設置された。Yさんが通っていた頃からネイティブ教員の授業もあり、当時としては珍しかったと振り返る。

「あの時代にネイティブの先生がいて、中学から英会話の授業がある学校はあまりなかったと思います。当時から、海外に目を向けている友達も多かった印象です。早くからグローバルの時代を見据えていた感じだったので、それがSECへとつながっていったのかなと思います」(Yさん)

Kさんが編入したSECは、英語での対話力を持った生徒を育てる中学3年生からのプログラムとして、2014年にスタートした。SECには早くから海外に興味を持った生徒が集まり、Kさんのクラスメイトは約半数が海外の大学へ進学したという。

「SECのカリキュラムには海外体験が組み込まれているので、高校2年生の夏休みにニュージーランドへ2ヶ月間留学しました。留学先で最初に受けたカルチャーショックが、裸足で歩く文化です。雨の日でも、登校してきた生徒の1/3が靴を履いていないことに驚きました。ニュージーランドの先住民であるマオリの文化と関係しているようですが、これが留学なのだと、衝撃を受けたことを覚えています」(Kさん)

語学の面では、イギリス英語とアメリカ英語の違いを感じることができたと、Kさんは語る。

「ニュージーランドはイギリス文化の国で、イギリス英語が使われています。アメリカで身につけた英語とは違っていたので、視野が広がりました。文法や発音の違いだけでなく、英語から感じる価値観の違いもあります。アメリカ英語は一言で言うとフレンドリーですが、イギリス英語は紳士的で日本語に近いイメージです。イギリスという背景がある中で、言葉を通して文化を感じることができました」(Kさん)

ニュージーランド留学時のKさん(中央)

2013年に設立された学習支援センター

現在高校1年生のAさんは、学校生活の中で楽しいことの1つとして学習支援センターで過ごす時間を挙げた。学習支援センターは、基礎力を身につけ、自学自習の出来る生徒を育てることを目的に2013年に設立。部活動と勉強を両立するために活用する生徒も多く、塾や予備校へ行かずに学習支援センターだけで難関大学に合格する生徒も増えている。

「放課後、部活がない日は友達と学習支援センターに行って、一緒に勉強するのが楽しいです。家に帰ると、どうしてもやる気が出ません。支援センターに行って1時間やったらカフェで休憩してまた勉強に戻るという感じで、友達と楽しく真面目に勉強するのが私には合っています。高校の特進コースと総合コースは、違う階に教室があります。私は特進コースですが、総合コースの子とも友達の友達を介したりしてどこかからつながって、部活もクラスも違う子と仲良くなることも多いです」(Aさん)

Aさんは、中学では剣道部、高校では野球部のマネージャーとして活動。中学、高校それぞれで、先輩たちから厳しさや優しさを感じながら、様々なことを学んでいる。

「中学の剣道部は人数が少なくて、中学生は私だけでした。男女一緒で高校生の先輩ばかりでしたが、部活では厳しい先輩も、帰り道などではとても優しかったです。部活中でも、技術的な質問などをすると親身になって教えてくれました。野球部は遠征も多く、駒沢球場やあきる野市民球場などで練習したり、日曜日には2チームに分かれて他校のグラウンドで練習試合をしたりします。剣道部では自分が頑張る立場でしたが、野球部のマネージャーは選手を支える側です。どうしたら選手たちのためになるか常に考えて、道具などもどうやったら使いやすいか、選手たちを観察して想像して、先に動くことを心がけています」(Aさん)

3/3

個が尊重され、個性が伸ばせる環境

教員とのエピソードや将来の目標などについて、3人に話を聞いた。

教員の言葉に後押しされて入部したチアリーディング部

Yさんが通っていた頃に接点があった教員で、現在も同校に勤務している教員は少なくない。保護者として同校を訪れたYさんは、ある教員に「卒業生だよね?」と声をかけられたことに驚いたという。

「卒業してから20年以上も経っていましたし、見た目も変わっているはずです。それなのに『○○さんじゃない?』と私の旧姓も覚えていてくれました。毎年たくさんの生徒が入学してくる中で、覚えていてくださったことに驚きましたし、先生ってすごいなと感動しました。今お会いしても、先生方は皆さん生き生きしていると感じます。先生が楽しそうだから、生徒たちも楽しく過ごせるのだと思います」(Yさん)

かつて部活でYさんを指導していた教員が、Aさんの担任になったこともあった。

「時々、『お母さん元気?』などと先生から聞かれることはあります(笑)。この学校の先生は、とても優しいです。私は看護師になりたいのですが『本屋さんで看護系の本を見つけたんだけど、面白そうだから読んでみたらいいよ』と先生が教えてくれたりします。勉強でわからないことがあると、職員室に行って先生に質問することも多いです。質問しやすいので、どんどん質問しています」(Aさん)

個性的な生徒が多かったSECでも、教員たちは個を尊重してくれたとKさんは振り返る。

「SECには個性的な生徒が多かったですが、先生方はそういった面も押しつぶさず、褒めて尊重してくれました。3つのコースや学習支援センターなど、学びに関する選択肢が多いので、個性が伸ばせる環境も整っていると思います」(Kさん)

生徒と教員の距離が近く、今振り返ると一人ひとりに合った指導をしてもらっていたのだと改めて感じると、Yさんは語る。

「私は運動が得意ではなかったのに、高校でチアリーディング部に入ってしまったんです。チアリーディング部は当時から人気だったので、入部テストを受けて合格しないと入れませんでした。ところが私たちの年は、なぜか希望者が少なくて、テストなしで全員入部となってしまったのです。私には無理だと思ったのですが、顧問の先生が『とりあえずチャレンジしてみて、それから考えればいいよ』と言ってくださいました。結局、3年間しっかり続けて楽しむことができたのも、先生の言葉があったからです」(Yさん)

アメリカでの生活から見えてきた将来の夢

将来についてAさんとKさんに聞いてみると、2人ともアメリカでの生活が夢につながっていた。

「アメリカで暮らしている間に、半年ほど入院したことがあります。入院生活はつまらないと思っていましたが、そのときの看護師さんがとても優しくて、楽しく入院生活を送ることができました。病室に日本のものが置いてあると興味を示してくれて『これは何?』などと話かけてくれたのが嬉しかったです。だから私も看護師になって、入院は退屈だと思っている人を楽しませたり、自分がしてもらったことを患者さんにしたいです」(Aさん)

「1つの場所に留まれない性格なので、仕事としては商社など、海外で働ける職種を目指して就活をしています。夢としては、海外すべての国に友達を作って1つのチャットグループを作りたいです。世界は広いので、日本人だけの付き合いではもったいないと思います。大学で国際関係学部に進んだのも、そういったことに関心があったからです。いろいろな国の人とつながり、いろいろな人の価値観に触れることで自分を磨くことができます。195カ国すべてに友達を作って、一緒にご飯を食べたりスポーツをしたり、1回会うだけでなく、長期的につながれるような関係を築きたいです」(Kさん)

最後に、学校の中で好きな場所や思い出の場所を3人に聞いた。

「好きな場所は、朝の教室です。ホームルームは8時半からですが、7時半から開いているので、早く登校して勉強しています。部活の遠征がある日は帰りが遅くなるので、勉強時間が足りません。家だとあまりはかどらないので、集中できる朝の1時間で勉強しています。仲のよい友達もだいたい早く来ているので、勉強の合間におしゃべりをしたりして、毎朝学校に来るのが楽しいです」(Aさん)

「高校では弓道部に入っていました。学校には弓道場がないので、日曜日などは光が丘公園の弓道場で練習します。平日は階段と廊下の隙間にあるスペースに、的の代わりに巻藁を置いて練習していました。あまり知られていない物置のようなスペースですが、放課後に行くと必ず弓道部の誰かがいて、いろいろな話をした思い出があり、僕にとってはかけがえのない場所です」(Kさん)

「私にとっては、やっぱり坂道です(笑)。きつい坂を上って、自然豊かなキャンパスにたどり着くと、恵まれているなと感じました。校内では、癒しの場であった購買部です。今もカフェテリア内にあるようですが、部活で疲れたときや友達との間で嫌なことがあったときなどに買いに行くと、購買部の方が『元気ないね、どうしたの?』などと声をかけてくれたので、元気になれました。目白学園時代の校舎は円形で、真ん中に螺旋階段があり、階段の周りに教室があったんです。教室の扉を開けて授業をしていると、向かい側にある教室の子と目が合って手を振ったりして、毎日学校に来るのが楽しかったです」(Yさん)


取材を終えて

Aさんのお気に入りの場所が朝の教室であり、Kさんにとっては弓道部が練習場所にしていた階段脇の小さなスペースがかけがえのない場所だという。そして、きつい坂道があっても毎日学校へ行くのが楽しかったと語ったYさん。特別ではない日常に楽しさを見つけられることが、充実した学校生活を送ることにつながるのだと、3人の話を聞いて改めて感じた。

【 Back number 】目白研心中学校のスペシャルレポート 6

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