学校詳細
建学の精神、教育理念
自立した国際社会人としての基礎を築く教育
箕面自由学園は1926年の箕面学園尋常小学校創立にはじまり、1947年中学校、1951年高等学校、1965年幼稚園を相次いで設立。現在は、満3歳の幼稚園児から18歳の高校3年生までが同じ敷地内で学ぶ。建学の精神は、「豊かな自然環境を基盤に、体験と実践をとおして、伸び伸びと個性を発揮できる、教養高い社会人を育成する」。2020年に中高一貫化。基礎学力の徹底や多様な学びの機会を通して、自立した国際社会人としての基礎を獲得し、夢を叶えるための高校での学びにつなげていくことを目標とする。
教育の特色
「理数探究」「グローバル」の2コース制
2019年度より「理数探究」と「グローバル」の2コース制を導入し、志望する未来につなげるコース別講座を設定。コース別講座は、「理数探究」は社会人として身につけておくべき論理的な思考力と表現力を、実践的な課題に取り組むことで身に付ける『LT(ロジカル・シンキング)』とテーマに基づいた科学実験を通して理数的思考力・コミュニケーション力・プレゼンテーション力を養う『SL(ソリューション・ラボ)』、「グローバル」は文章を書く技術・論理的に読む技術を身につけ、分かりやすく伝える技術へと発展させる『CS(コミュニケーション・スキル)』と使える英語能力をさらに深く発展させていく『CE(コミュニケーション・イングリッシュ)』の各コース2講座を用意する。
放課後には、「楽しく勉強しよう!」をコンセプトに、自らの興味・関心に基づいて選択する講座『Jタイム』を開講。基本的な教科の学びを深める内容から、より実践的な内容、教養的な講座も開講し、普段の授業とは違った観点の多彩な学びを生徒に届ける。
施設設備
緑豊かなキャンパスに私立ならではの施設が並ぶ
400種類の樹木・植物に囲まれた約50,000㎡におよぶ広いキャンパス(甲子園球場グラウンドの約4倍)が特長。「おいしい」「リーズナブル」と生徒に人気の食堂では、テイクアウト丼やパンの販売も行うほか、セブンイレブンの自動販売機も設置。食堂の営業時間外でもパンなどの軽食の購入ができる。約3万冊の蔵書を誇る図書室は紀伊國屋書店が運営し、話題の新書も揃う。
学校行事
特色ある行事を通し、豊かな人間性を培う
体験による学びが人間形成の大きな柱であるという考え方のもと、全ての行事を生徒主体で行う。5月の体育大会では、種目へのエントリーも生徒同士で話し合って決め、各団の練習や準備にも取り組む。9月『MJGフェスティバル』は生徒がつくる文化祭。合唱あり舞台発表あり展示ありと、学級での取り組みと共に、学年を越えて活動する。 3年生では中学3年間の国際社会人としての学びを実際に体感する機会として、アメリカ・ロサンゼルスへの研修旅行を実施。ほかにも、サイエンスフェスタやイングリッシュキャンプなど、特色ある行事を通して、生徒達は豊かな人間性を育むことができる。
部活動
チアリーディング部など全国大会出場部も揃う
目標を掲げ、仲間と共にチャレンジすることは、自ら行動する力や粘り強くやり遂げる力の養いになるとクラブ活動への参加を推進。運動部には全日本中学選手権大会優勝経験もあるチアリーディング部、日本選手権制覇を目指すフラッグフットボール部(女子)など全国的に有名な部のほか、野球・サッカー・フラッグフットボールの3つの競技にチャレンジするSSC(男子)など新しいクラブも揃う。文化部は、宇宙エレベーター競技大会で全国大会に出場する理科部や鉄道研究会、日本文化同好会など。運動部・文化部とも多彩なクラブが揃う。
進路指導
職業体験や大学訪問を通じ、将来の夢を育む
一般の職場を訪問し、実際に仕事を体験する職業体験を2年生で実施。この経験から労働と経済などについての興味・関心を養う。3年生では大学訪問や大学との連携授業を設定。現在の学びが大学とどのようにつながっているかを理解することで、能動的な学びの姿勢を育む。高校では、1年生から京大や阪大をはじめとする大学の見学や企業訪問を行うなど、希望の進路を叶えるための丁寧な指導を行う。
その他
教科の枠を超えた探究型授業を展開
週2時間の『総合的な学習時間』を使い、教科の枠を超え、さまざまな角度に視野を広げる学び『IU(アイユー)』を展開。この授業では、SDGsをキーワードに世界の諸問題に対して自ら問いを立て、調査し、解決の方法を提案できるようになることを目標とする。SDGsそのものを学ぶことはもちろん、次世代キャリア教育『エナジード』や、海外の生徒とのディスカッションを通して他国の文化や価値観に触れる「国際交流」なども実施。
また、ICT環境も整備しており、iPadの一人一台制も導入済。iPadは全国でも珍しいLT方式を採用し、Wi-Fi環境がなくても使うことができる。生徒一人ひとりが自分の学力に応じた演習問題に取り組めるクラウド型アダプティブラーニング教材『すらら』やEポートフォリオシステム『まなボックス』を初期から搭載し、個別最適化された学習を提供する。