三田学園中学校

説明会に参加してみて

16万㎡もある敷地に一歩足を踏み入れると、国の登録有形文化財に登録された建物や鯉の泳ぐ大きな池、雑木林…と、まるで海外の学校のような絵になる空間。しばし足を止め、写真を撮るご家族が目につきました。
さらに特筆すべきは、人工芝のサッカー場、硬式・軟式それぞれの野球場、そしてテニスコートは10面という充実した施設群です。卓球部には卓球専用、ハンドボール部やバスケットボール部にもそれぞれ専用の練習場が用意されており、他校のように場所をシェアし合う必要なく存分に活動できる環境が素晴らしいと思いました。

説明会の中では、校長先生による「浮いた磁石の重さ」に関する実験が心に残りました。反発し合って宙に浮いた状態の磁石を計量器で計ろうとした場合、浮いた状態でも磁石の重さは計量器に反映されるのか？それとも…？
会場の子どもたちと保護者に語りかけ、クイズ形式で楽しみながら自然に科学の知識を教えてくださる生き生きとした表情を拝見して、「今の時代こそ、模範解答のみをゴールとせず、プロセスを大事にした本物の学びを」という教育への思いが強く伝わってきました。

今年、創立111年を迎える伝統校ですが、「2030年までにはさらなる進化を目指したい」と、”新しい学びプロジェクト”など、現場の先生方が自主的に始めた活動も盛んだという三田学園。こうした生徒愛の強さにも期待が高まる学校でした。11月の学校説明会では、ぜひ実際に魅力を感じていただきたいです。
(TS)