学校詳細
建学の精神、教育理念
未来に向かって笑顔に満ちた輝く女性に成長してほしい
昭和13年(1938年)、当時の園田村村長中村龍太郎により、園田学園の前身「園田高等女学校」が設立された。戦時下という状況にありながら、どうにかして地域の女子教育振興を図りたいという熱い思いを抱き、建学。この時に「園田高等女学校の教育方針」として掲げられ、創設者自ら実践したのが〈捨我精進〉の精神。「捨我」とは、人を愛し自分の為すべきことに全力をつくすこと。また「精進」とは、幸福な世の中をつくるため勇気を持って挑戦すること。現代に置き換えると、相手の身になって考え、誠実に行動し、仲間と協力して幸せな社会をつくるために努力することと解釈することができる。そこには、自己と他者の存在を認識し、互いの違いを認めあえる成熟した人間関係が生まれる。園田学園の教育には、設立時からのこの精神が脈々と流れている。
教育の特色
知性と豊かな情操、品位を身につけ、健康でいきいきとした活力あふれる人材を育成
生徒それぞれの資質や可能性を最大限に引き出すことを目指している。毎年「努力目標」や「研究主題」を更新し、教職員が一体となってその実現に取り組むことで、常に質の高い学校環境を構築している。中高一貫教育で高校受験がないことを活かして、時間やエネルギーを自分の将来に向けた準備や、苦手科目の克服に活用。6年間かけてじっくり自分と向き合い、大学での4年間の学びにつなげていく。また、女性学にも力を注いでおり「知性と豊かな情操、品性を身につけ、健康でいきいきとした活力あふれる人材を育成する」をモットーに、女性の自立と社会参画に向けた教育を行っている。豊かな知性と教養はもちろん、美しい品格を持った女性こそが、目指す人物像。中学の3年間で、茶道・華道・書道・着付け・短歌俳句・伝統マナーを全て履修する。日本の伝統文化に親しむなかで、女性としての美しい所作や思いやりの心、自然を愛する気持ちなど、内面的な美を養成。挨拶や言葉使い、訪問時のマナーなど社会で役立つ基礎的な態度も学んでいく。
施設設備
ICT環境の整った新校舎を舞台に、かけがえのない中学校・高校生活を
2017年に竣工した新校舎は、全教室、黒板ではなくホワイトボードを設置。天井にはプロジェクター、全館にWi-Fi環境が完備されICT機器を活用した最新の教育システムに対応した使いやすい教室になっている。内装に木を使用することで、温かみと落ち着きのある教育空間を目指した。窓を大きく取り、階段には自然換気システムを設置。明るく快適な空間で学校生活が送れるように細部まで配慮を行っている。本格的な茶室や、36畳の広々とした和室では、女性学の授業を実施。安全性と使いやすさを重視した各実習室は充実の設備を完備していて、生徒の学習意欲と探究心を刺激するものとなっている。
学校行事
スクールライフを充実させる多彩なプログラム
季節ごとに行われるさまざまなイベントはもちろん、友達と過ごす何気ないひとときも大切な時間。4月には合宿研修(1年)、課外活動(2・3年)、5月には農村体験(2年)、6月にはコーラス大会、8月には夏期講座、9月には文化祭、体育祭、11月にはSCC研修(3年)、12月には英語祭、3月にはバレーボール大会、マラソン大会など、一年を通じて多彩な学校行事が行われる。クラスメイトと一体になって盛り上がったり、自分自身の成長に驚いたり。発見や感動に満ちた体験の数々は、学校生活をより思い出深いものにしてくれる。
部活動
「スポーツのSONODA」と呼ばれるほどクラブ活動が盛ん
運動部では、多くのクラブが全国レベルの大会で輝かしい戦績を残している。もちろん、文化部のクラブや同好会も活気いっぱい。夢中になれるクラブを見つけ、鍛錬する中で身も心も大きく成長していく。3階建ての部室棟は清潔感と使いやすさがポイント。運動部だけでなく、文化部も使用し、部員同士の交流が生まれる。
進路指導
満足のいく進路を実現できるよう、さまざまな進路サポートを実施
なりたい自分について考えることからはじめ、入学直後の早い段階から、進路講演などで将来の自分像を意識づけしていく。女性としての生き方や仕事のやりがいを学ぶため、自ら起業した女性経営者による講演会を行っている。介護や保育園、靴店など、毎年幅広い業界から講師を招き、生徒のキャリ意識を高める。高校1年次には保護者を含めた個人面談を行い、2年次からの選択授業や文系・理系について考える。進路指導室が生徒全員の個別面談を行うことで、一人ひとりの学力分析はもちろん、個性や資質までを細かく把握。進路指導室・担当教員・保護者・生徒が一体となり、それぞれの希望進路に合わせたカリキュラムで実力アップを目指す。3年次には進路別の夏期講習や特別授業、数多くの面談を行うなど、合格対策を徹底。また、園田学園女子大学への内部進学制度を設けており、3年間の学習成績をはじめ、クラブ活動や生徒会活動といった学校生活での取り組み、内部進学試験の結果によって推薦される。
その他
海外宿泊施設を利用した異文化理解を深める研修
ニュージーランド クライストチャーチのカンタベリー大学の施設内にSONODAの宿泊施設がある。9棟の建物や充実の施設・設備を完備。日本人カウンセラーや現地スタッフが常駐していて安心。この施設では異文化理解を深めるため、高校生の希望者を対象に、夏休みを利用した3週間の短期留学を実施しているほか、中学3年生は11月に10日間の研修を実施。現地の先生から英語やニュージーランドの文化を学ぶだけでなく、現地の小学校や高校へも訪問。羊の毛刈りや乗馬、ホームステイなど、楽しいプログラムも満載だ。また、高校2年生ではハワイへ3泊5日の修学旅行に行く。ダイヤモンドヘッドやワイキキビーチで美しい自然を満喫したり、英語でコミュニケーションしながらショッピングを楽しんだり、現地のフェスティバルでダンスを披露したり。盛りだくさんのプログラム内容で、学友との思い出づくりを行っている。
制服
BEAMS SCHOOL product by KANKOの制服
ビームスデザイン®がプロデュースした制服は、「元気さ」と「きちんと感」がテーマ。シャツはブルー・ホワイト・イエローの3色から選べ、ネクタイやリボン、スカートやスラックスなど豊富な組み合わせパターンが楽しめる。