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細田学園中学校
スペシャルレポート<第4回>

なぜ入学者全員が「授業が楽しい!」と
言うのか? 1年生の活動をレポート

今年4月に新入生を迎えてスタートした細田学園中学校。dots【原体験】教育や、独自の学びの手法「DITOメソッド」、協働型学習など、同校が掲げる次世代型教育は、どのように行われているのだろうか。校長の新井健志先生と教頭の山中聖子先生に1学期の教育活動及び生徒たちの学校での様子について話を聞いた。

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創造力の育成にこだわった学びデザイン

細田学園中学校が教育活動をする上で、最も大切にしているのがdots【原体験】(その人の考え方や生き方を形成する経験)である。生徒たちが6年間を通してたくさんのdots【原体験】を獲得し、自ら“未来を創造する”人間に育つための次世代型教育を実践している。その中枢を担うのが、独自の学びの手法「DITOメソッド」だ。新井健志校長は、「いわゆる教員が一方的に知識を教えるのではなく、生徒自身が答えを導くプロセスを重視し、知識を活用した授業を展開している」と話す。

新井健志校長先生

DITOメソッドでデザインされた授業

同校が編み出した「DITOメソッド」とは、「Define(定義する)→Input(入力する)→Think over(熟考する)→Output(出力する)」という一連の行為を繰り返しdots【原体験】を獲得するというもの。この中でも、特にDefine(定義する)が重要で、「こうした方が良い、これをやりたい」と自分自身が決めることが、今ない新しいものを創り出したいと思う創造力につながっていく。DITOでデザインされた学びサイクルを繰り返し、生徒たちは多面的で質の良いdots【原体験】を蓄えていくことで、“捉える力”“考える力”“動く・動かす力”“乗り越える力”といった未来を創造する力を身につけていく。

“DITOメソッド”の学びのサイクル

新1年生たちは、入学早々DITOメソッドを取り入れた授業を体験した。「例えば理科では、春休みの課題図書から自分が好きな本を紹介するというテーマで授業を行いました。こちらが提示した書籍は、『センス・オブ・ワンダー』(レイチェル・カーソン著)のような自然を描いたものから、科学者のエッセイ、化学や生物に関する読み物まで様々です。その中から、自分の関心のある本を選んで(D)、読み(I)、同じ本を読んだ生徒でグループを作り、『こんなところが良かった、面白かった』と意見を交わして思考を深め(T)、どんな表現をしたら他の人に読みたいと思わせるか話し合い、ビジュアルなども使って本の紹介をしました(O)」と理科教諭で教頭の山中聖子先生は説明する。

山中聖子教頭先生

7月には、同じく理科の授業で1学期に学習した植物の知識を使い、「志木市に植物工場を建設する」というテーマでプレゼンテーションを行った。「食糧難の時代に、どのようにアピールをしたら企業を誘致できるか、今の社会課題を交えながらグループワークをしました。その際、植物の知識、志木市の知識だけでなく、それらと自分たちの体験や身近なものとを結び付けることが重要となります。志木市はファミリー層が多いのでエンターテイメント性のある施設を作るとか、志木市には高い建物がないのでドローンを利用して宅配も行ったらどうかなどいろいろな案が出ました」と山中先生。
「生徒たちは、私たちが想像する以上にDITOメソッドの授業に慣れ、活発に取り組んでいますね。パソコンを使って内容をまとめるなど発表の仕方も回を重ねるごとに上達しています」

「これまで生徒たちが経験してきた学びは、〇✕が問われていたと思いますが、細田学園では答えのない問い、正解のない問題を学びにしています。また、発表して終わりではなく、他の人の意見を聞いて考えたり再度自分の考えを振り返ったりして、より深く学習することができます」と新井校長は語る。
「時には、学びの途中で失敗をするかもしれません。しかし、その失敗を乗り越えたら、面白さが見えてきた! できるようになったら楽しかった! という気持ちを生徒たちに抱いてもらいたい。そして、学びに対して簡単にあきらめず、工夫をする。自分だけで解決できなければ周りと協働する。そうした経験や、知識を活用する場を学校は提供していきます」

外国人講師による実践的な英語の授業

未来創造力と共に、国際力・英語力の育成にも力を入れている同校は、英語の授業を習熟度別で実施するなど、英語教育の強化を図っている。「外国人講師2名と日本人教員1名、計3名で行う授業が週の半分あります。既習生は、4月から英語を使って会話をしたり、ディスカッションをしたりしています。初めて英語を学ぶ生徒も少人数クラスなので、細やかな指導をすることができます。こちらのクラスでも外国人講師がゲームやクイズを取り入れ、会話を多用した授業を行っています。本校の生徒は、英語の初級者であっても、外国人教師とコミュニケーションをとることに抵抗がありませんね」と山中先生。
「中1の秋からは1人1台のノートPC(Chromebook)を活用して、オンライン英会話もスタートします。本校のオンライン英会話は、授業と連動した内容のオーダーメードのプログラムです。授業で習ったことを、個人の実力にあわせた形で実践する完全にマンツーマンのプログラムですから、どの生徒にとってもちょうどよい難易度設定ができ、効果的な学習ができることが強みです。中高6年間で全生徒が、少なくともCFER B2レベルの英語力を身につけ、実践的な会話ができるようになることを目指しています。
また,具体的な体験と結びついた英会話実践の場として,中2から参加できるセブ島でのイングリッシュキャンプや,中3から高1にかけて海外提携校で学ぶ長期の留学制度も充実させています。1年生のうち,およそ2割から3割の生徒が長期留学制度の利用を検討しており,多くの生徒が海外で学ぶことに希望を持っているようです。将来的には海外大学進学も視野にいれた進路指導を実施するつもりで準備を進めています」

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経験するたびに見えてくる未来の自分像

同校では、生徒たちが多様なdots【原体験】を得る機会として、行事をはじめとした課外活動も充実している。また、それらの活動にもDITOメソッドを適用し、生徒が主体となって企画をしたり運営をしたり、積極的な取り組みが行われている。1年生は1学期にオリエンテーション合宿、体育祭、フィールドワークを体験した。

自分と向き合う入学直後のオリエンテーション合宿

入学式の翌日、1年生全員が2泊3日のオリエンテーション合宿に参加し、建学の精神「愛と奉仕」のほか、日常生活で身につけるべき細田学園生の習慣「LPPICS」や、目標設定の方法について学んだ。
「合宿では、1人ひとり自分の学習目標を立てました。その際、どうやって目標を立てて、どう実行したら達成できるのか、またその目標は自分にとってどんな意味をもつのか、深く考えました。たとえば、『英語のテストで9割とることを目標に設定し(DITOのD)、そのために○○を毎日、欠かさずに復習する。自分にとって英語力をつけるのは、△△につながるからです』というように、目標をしっかりと自分の中に落とし込み、それをみんなの前で発表しました。どのように目標を達成するのか、テストや行事など具体的なことがらをきっかけにしてやり方そのものを学生のうちに身につけてしまえば、その後の人生で幸せになれる可能性が高まると考えています。教員と生徒ひとりひとりがじっくりと話し合ったり、クラスの目標を全員で意見を出し合って作ったり、授業で必要になるディスカッションのルールを学んだり、入学式の翌日から深い体験をしたと思います」と山中先生。
また、生徒たちは体を動かすアクティビティも楽しみ、合宿を通して学園生活の一歩を踏み出すとともに仲間との一体感も強まった。

全校生徒で創りあげた感動の体育祭

6月には、中学と高校合同の体育祭が開催された。赤と青と緑のチームに分かれて競技が行われ、中学1年は緑チームに所属。本番に向けて、「演舞」と「緑チームの応援合戦のダンス」をメインに練習を重ねた。なかでも高校生と一緒に行う応援合戦は、高校生から指導を受けるなど、縦の交流が深まった。「高校生は中学生のフレッシュさを前面に押し出して点数を稼ごうと考え、実際、その作戦は功を奏し、緑チームは応援合戦で優勝しました」と、山中先生は笑いながら振り返る。
当日は晴天の下、中学1年生は高校生に交じって、競技をしたり、応援をしたり、ダンスをしたり、フル活動。先生たちの心配をよそに疲れも見せず、翌日も全員が元気に登校した。

知識から体験へ、フィールドワークとオリジナル企画構成の学園祭

夏期休暇中には、フィールドワークが実施された。今回は国語科が企画し、岩手で宮沢賢治ゆかりの場所を巡った。フィールドワークは希望制だが、6割以上の生徒が参加。事前に宮沢賢治の作品を読み、知的好奇心を高めた3日間となった。

また、学園祭に向け、夏休みを利用してクラス企画の準備も行われた。1年生は、「ハワイアン・カフェ」を出店。この企画も生徒全員で話し合って決め、生徒会でプレゼンをして承認された。「学園祭で何をするかという企画は、6年間を通して計画をします。1年生は、隔年でイベントと研究発表をすることに決めました」と山中先生。
「本校の学園祭は、生徒がすべて運営をします。企画も学園祭のテーマに沿っているか、建学の精神『愛と奉仕』に貢献できているか、採算がとれるか、などと結構厳しく審議をしていますね。今年のテーマは『百花繚乱』。初めての参加となった1年生ですが、トロピカルなハワイアン・カフェで、お客さまに笑顔になってほしいと一生懸命がんばってくれました」

国語のフィールドワーク「宮沢賢治をめぐる旅」を岩手県にて実施

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未来の教育が体験できるオープンスクール

4月に入学し、日々の授業や課外活動など、様々な体験をして学校生活を送ってきた1年生たち。2学期が始まり、さらにパワーアップしているという。そして同校では、学校の様子や教育活動について詳しく知ってもらうために、年に2回、オープンスクールを開催している。

学校は“楽しくチャレンジできる場所”

入学後、毎日の学校生活を送り、オリエンテーション合宿、体育祭と1つひとつの行事を経た1年生たちは「活動の範囲や、交友関係が確実に広がっています」と新井校長は言う。「夏休み明けはどうだろうか? と思っていましたが、1学期よりも元気の良さを感じますね。アクティブな授業が生徒たちの刺激になるようですし、学園祭の出し物などでも、チャレンジすることを楽しんでいます。学校もまずは生徒の提案を聞くスタイルをとっています。自分たちでやってみて、不具合が生じたらその都度修正をして、次へつながればよいと考えています」
そして1学期終了後、副理事長の持田直人氏が、新入生全員と個人面談を行った。
その中で共通して出てきたのが「学校が楽しい」「生徒の仲が良い」「授業が面白い」という声だった。DITOメソッド、協働型学習などを掲げ、入試でも「自分の言葉で自分を表現する」「答えのない問いに答える」問題を提出し、「それをクリアした生徒たちなので、本校の教育方針に沿って組み立てた授業や行事にも、すぐに馴染めたのでしょう」(新井校長先生)

中には即日満席になる人気講座も

このようなアクティブで楽しい授業が体験できるのが、同校が開催するオープンスクールだ。当日は学校説明会と体験授業、校舎見学会やオンライン英会話体験も実施。体験授業は「Scratchで始めるアニメーション・プログラミング」や「VR(Virtual Reality:仮想現実)で学ぶ世界の歴史」など9種類にものぼるプログラムを用意。いずれもDITOメソッドを取り入れた内容となっている。前回7月に行われたオープンスクールも盛況で、保護者からは「未来の教育を知ることができた」という好意的な意見が多数寄せられた。

オープンスクールでは1年生もお手伝い

また、1年生たちも「在校生の自分たちも何か貢献できないか?」と、学校にオープンスクールの手伝いを申し出て、「受付で元気に挨拶をする」、「部活の後輩がほしいので、部活体験や紹介をする」、「小学生対象のミニキャンパスツアーをする」などを提案。中でも、少し年上のお兄さん、お姉さんが案内をするミニキャンパスツアーは、すぐに予約が埋まるほど好評だった。10月のオープンスクールでも、1年生は手伝いに入り、「前回よりもスムーズに案内をしたい」と話し合いを進めている。

細田学園中学校の次世代型教育が体験できる

次のオープンスクールの開催日は10月27日(日)。完全予約制となっているので、人気の高い体験授業は早めの予約がおすすめだ。そして説明会では、開校1年目から大躍進を遂げた学校の概要をはじめ、次世代型教育の具体的な内容、入試に関する説明なども行われる。細田学園中学校の受験を検討している人は、学校の全容を知る絶好の機会であるオープンスクールに参加してみてはいかがだろう。

細田学園中学校のオープンスクール

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