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きんきだいがくふぞく

近畿大学附属中学校 

スクール特集(近畿大学附属中学校の特色のある教育 #4)

21世紀の社会に向けて「自立した学習者」を育成

変化の激しい社会を生き抜く力を育てる為に教育界も大きく変わろうとしています。同校ではこの社会の変化に対応できる「自立した学習者」を育てるため様々な取り組みを行っています。その教育の特徴を取材してきました。

近畿大学附属中学校では、21世紀に必要とされる力の育成をめざして、つねに教育を進化させています。その中心に据えているのが、自ら学ぶ力の育成です。選択制による体験活動やICT教育などによって、生徒を「自立した学習者」に育てます。

近畿大学附属中学校の教育について、2017年に新しく校長に就任された中川京一先生にお話をうかがいました。

近畿大学附属中学校・高等学校 校長 中川 京一先生

変化の激しい社会を生き抜く力

本校校長に就く前の3年間、私は近畿大学附属小学校・幼稚園の校長・園長を務めました。さらにそれより以前は、近畿大学附属中学校・高等学校の教頭を務めていたので、この度は古巣である本校に戻ってきたことになります。
中学・高校での教師歴が長かった私にとって、小学校・幼稚園での3年間はたいへん貴重な経験となりました。

児童や園児と日々をともにするなかで、私はこの小さな子どもたちの10年先・20年先に活かすことのできる力をどのように育てたらよいか、つねに考えました。それによって、私は遠くを見据える目を大いに養ったと思います。それともう一つ、すべての子どもが内部に大きく伸びる力を秘めていること、その力を引き出せるか否かは、ひとえに教師にかかっていることを、子どもたちの成長する姿から改めて教えられました。幼稚園・小学校での3年間で得たことを、私は校長としてしっかりと活かしていきます。

いま、世の中は急速に変化しています。国は教育改革を進め、2020年より大学の新入試をスタートさせるなど、教育界も大きく変わろうとしています。その新しい教育のめざすところは、社会をたくましく生き抜いていく力の育成です。
21世紀社会は変化の速度が今まで以上に速く、将来を見通すことが難しい。そうした未来社会を生きる力として重要なのは、さまざまな情報を自ら収集する力とともに、それを自ら分析・編集して課題を解決する力や、発信する力です。本校がめざすのは、これらの力を備えた生徒の育成、一言で表せば「自立した学習者」の育成です。

▶︎校長 中川京一先生

中高6年間、3つのコースに分かれて学ぶ

本校の教育システムの特色は、中学入学時より高3までの6年間を、3つのコースに分かれて学ぶことです。それは、医学部・薬学部などの医療系大学をめざす「医薬コース」、国公立大学をめざす「英数コース アドバンスト」、隣接する近畿大学との連携教育を推進し、近畿大学入学後に必要な力を養う「英数コース プログレス」――の3コースです。

中学のスタート時から自分の将来について考えさせていくことが、このシステムの大きなねらいです。「自立した学習者」となるための教育は、中学入学時より始まります。高1に進む段階までは、本人の希望と成績により、毎学年コースを変更することができます。「自分がこうしたい」という意思を持つことが大切です。本校では、生徒一人ひとりが自分の将来について考える機会を学校生活のなかでたくさん設けています。

具体的には、大規模校としての強みを生かして選択制によるさまざまな活動の機会を設けています。「自分で選ぶ」機会を多くして、生徒に自分と向き合わせます。そして、自らいろいろな経験をするなかで、興味・関心や得意なことを見つけてほしいと考えます。

「南紀体験学習」や「民泊体験学習」

選択制の活動としては、体験学習や宿泊学習があります。たとえば、中2の希望者を対象に、2泊3日の「南紀体験学習」を実施します。近畿大学水産研究所を訪れ、クロマグロの稚魚や鯛などの養殖いけすを見学します。世界遺産の熊野古道も訪れます。

中3希望者対象には「民泊体験学習」を実施します。2泊3日の行程で、広島での平和学習、山口県周防大島町での民泊を体験します。泊めていただいた家族の方と生活をともにし、野菜の収穫や、船での釣り体験、食事の準備など、普通の合宿とは一味も二味も違った特別な体験をします。

年2回実施する近畿大学英語村E³[e-cube] での英会話授業は、中学全コースの2・3年生希望者が対象です。また、近畿大学原子力研究所の見学を、全コースの希望者対象に実施します。
このほか、高校課程では「グローバルリーダーをめざす研修プログラム」として、留学制度や海外語学研修、KINDAI Leadersプログラムなど、多くの体験授業を希望者対象に実施します。

▶︎南紀体験学習

▶︎民泊体験学習

オープンスクールは生徒が企画運営

現在本校の高校生は、瀬戸内の高校生とのコラボにより、瀬戸内の島をどう活性化させるかというテーマに取り組んでいます。これも希望者による活動です。今年の夏、生徒たちは実際に瀬戸内の島を訪れ、調査を行いました。

さらに、校内での活動として、中学・高校合同で行うオープンスクールの生徒サポーターを募ったところ、中学生は100人、高校生は200人が自主的に参加してくれました。生徒サポーターには、オープンスクールの企画運営も任せます。生徒たちは夏休みもみんなで集まり、オープンスクールに向けて準備をします。
生徒の熱い思いが通じたのか、平成29年度は、中学・高校合わせて4500人を超える皆様にご来校頂きました。

選択制だけでなく、生徒全員で体験する機会も充実させています。中学では夏期学舎やスキー学舎、高校では沖縄修学旅行などを実施します。また、「医薬コース」では、近畿大学医学部奈良病院見学会や、看護体験実習、医療薬学研修センターでの薬剤師体験実習、薬用植物園見学などを実施します。近畿大学理工学部での実験実習として、全コース対象のプログラムや、「英数コース・アドバンスト」対象のプログラムなどを実施しています。

▶︎オープンスクール生徒サポーター

▶︎近畿大学医学部奈良病院

▶︎近畿大学理工学部

「学び方」を身につけるためのトレーニング

はじめにお話ししたように、本校では21世紀社会を生き抜く力を培うために、生徒を「自立した学習者」に育てたいと考えます。
「自立した学習者」とは、自分から学ぼうとする人です。そのためには「学び方」を知っていなくてはいけません。ここが肝心です。これからの学校とは、生徒が知識を覚えるだけでなく、「学び方」を身につけるためのトレーニングをする場でなくてはなりません。先に挙げた選択制による活動も、「学び方」のヒントを得たり、オープンスクールの運営などのように自分たちで課題解決に取り組んだりと、「学び方」を身につけるためのトレーニングとなります。

ICT教育も、生徒が「学び方」を身につけるうえでたいへん有効です。本校ではICT教育を積極的に推進しています。2013年より新入生全員がiPadを所持し、現在では中学校全生徒がiPadを活用しています。教育支援ソフト「Cyber Campus」や授業支援ソフト「ロイロノート・スクール」などを活用しながら、教師・生徒・保護者が学校情報を共有し、授業では教師と生徒、生徒同士の情報交換・共有、そして自学自習を進めています。

具体的なICT活用範囲はとても広く、その一例としては、反転学習があります。次回の授業内容を生徒に伝えて予習させておき、授業では発展的な学びを行うのが反転学習です。教師は予習用の授業動画や教材ノートを自分で作成し、生徒に配信します。生徒はiPad でそれを見て勉強しておきます。これにより、授業では新たな課題を与え、生徒同士の話し合いなどに時間をかけています。また、高校の社会科では、予習としてiPadを使っていろいろな新聞の社説を集めて読み比べておき、授業では意見交換をします。

ICT教育で基礎力養成からコンピテンシーの育成まで

授業中の教師の板書も、生徒がiPadで撮影する場合も有ります。ノートに書き写すのに必死になるよりも、考えることに集中してほしいからです。教師が授業の「まとめ」を配信することもあります。穴埋め式の「まとめ」にして、生徒が授業を振り返りながら完成させます。
また、教師が配信したさまざまな資料は蓄積することができるので、定期試験前に各自で見直すこともできます。

基礎力養成にもICTを活用しています。中学ではインターネット学習教材「すらら」を導入しています。利用者の理解度に合わせて難易度をコントロールしながら練習問題を配信するのが「すらら」です。これによって苦手な箇所をくり返し練習することができます。

このように、ICTを活用して自ら考え、自ら解決する教育を行い、「学び方」を身につけさせていきます。自分でやろうと思えばいくらでも勉強できる環境もICTによって向上しました。さらに、身につけた基礎知識を活用して何ができるかを考える能力である「コンピテンシー」も、生徒一人ひとりに培っていきます。

21世紀入試

本校では、平成30年度中学入試から、前期入学試験・後期入学試験に加え、「21世紀入試」を実施しています。これは、試験の点数というモノサシだけでなく、別のモノサシを持って受験生の隠れた力を評価しようというねらいがあります。

「21世紀入試」では、学校や地域などで一生懸命取り組んだことや、本校への志望動機などを書いた自己推薦文と、自己アピール資料を提出していただきます。そのうえで、親子面接、算数基礎学力診断テスト、受験生の集団面接などを実施します。
自己アピール資料として、英検や漢検などの資格、コンクールの受賞歴などが考えられますが、こうしたものがなくてもかまいません。自分自身をアピールできるものであればどのような内容のものでもかまいません。

本校が求めるのは、入学後に伸びる力を秘めている子どもです。中学受験の準備をしていなくても、基本的生活習慣が身につき、小学校で意欲を持って学んできたお子さんなら、積極的に志願していただきたいと思います。
書類選考→面接会→21世紀入試と三段階の選抜により、入学者を決定します。ただし、21世紀入試は、英数コースプログレス専願となります。

「チーム近大附属」として教育の向上をめざす

社会が大きく変わろうとしているとき、学校も変わらなくてはいけません。本校は率先して新しい時代にふさわしい教育を行う学校であり続けます。そのためにどう行動するか、私たちは「チーム近大附属」として教職員・生徒・保護者、すべての人たちとともに考え、実践します。よりより教育をめざして、これからもみんなで力を合わせて前進していきます。

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