私立中学

女子校

らくせいのーとるだむじょがくいん

洛星ノートルダム女学院中学校 ※2026年4月より校名変更

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デジタルパンフレット

スクール特集(洛星ノートルダム女学院中学校の特色のある教育 #9)

新生スタート! 進化する女子校の学び 一人ひとりの成長に寄り添う教育へ

洛星ノートルダム女学院中学高等学校が描くこれからの学び。これまでの教育を大切にし
ながら、「学ぶたびに自分の変化が実感できる学校」へ

2026 年 4 月、洛星ノートルダム女学院中学高等学校は、学校法人ヴィアートル学園のもと
で新たなスタートを切った。長年大切にされてきたカトリックの全人教育を土台に、その
良さを活かしながら、これからの時代にふさわしい学びのかたちを丁寧に重ねていこうと
している。
洛星中学校高等学校と同じ法人となったことで、教育の広がりにも期待が高まる中、日々
の学びの中で、生徒が自分の成長や変化を実感できることを大切にしていきたいという考
えのもと、新たな学びが少しずつ実現しつつある。今回の教育の方向性について、校長の
山口隆範先生に話を伺った。

2027 年度より新コース開設

こうした学びの考え方を、より具体的なコースとして実現していくのが、2027 年度か
らスタート予定の新しいコース制である。「探究進学コース」と「総合進学コース」の 2
コースを設け、生徒一人ひとりの興味関心や進路に応じた学びの環境を整えていく。
探究進学コースでは、国公立大学や難関私立大学を視野に入れながら、教科学習と探究的
な学びを両立させていく。特に英語や数学といった基礎教科は、理解を積み重ねながら発
展的な内容へとつなげ、「なぜそうなるのか」「どう考えるのか」といった思考の過程を大
切にしていく。
一方、総合進学コースは、社会や文化、世界に目を向けながら、幅広い学びや経験を通し
て、自分らしい考え方を育てていくコースである。日々の授業に加え、さまざまな体験を
通して、自分の興味や将来に生きる実践的な力を身につける。
どちらのコースにおいても、生徒の理解度やペースに寄り添った学びが重視されており、
英語は習熟度別での授業が予定されている。それぞれの目標に合わせて、無理なく力を伸
ばしていける環境である。このコース制は進路を固定するものではなく、生徒の成長に合
わせて学びを深めていくための軸として位置づけられている。自分に合った学び方を見つ
けながら、将来の選択肢を広げていくことが期待される。

学びに向かう気持ちを育てる授業

授業の中でも、これまでの積み重ねを活かしながら、生徒がより主体的に関われるよ
うな学びへと工夫が重ねられている。教員は、知識を伝えるだけでなく、生徒の中に
ある「知りたい」「やってみたい」という気持ちに寄り添い、その芽を育てていく存在
である。問いかけや対話を通して、生徒が自分なりに考え、気づきを得ていく時間が
大切にされている。
学校長の山口隆範先生は、「生徒が自分で学び続けていける力を育てていきたい」とおっ
しゃった。その言葉のとおり、授業の中でも、“教わる”だけではなく、“自分で学びに向か
う”姿勢を育てていくことが大切にされている。今後は、問いかけや対話を通して、生徒が
自ら考え、学びに関わっていく時間をより一層充実させていく方針である。
評価のあり方についても同様で、点数や順位といった分かりやすい指標だけでなく、「ど
んなことができるようになったのか」という成長の実感に目を向けていく。自分自身の変
化に気づくことを通して、結果だけでなく、その過程にも意味を見いだせるような学びへ
とつなげていく。「もう少し頑張ってやってみよう」と思える気持ちを育てていくこと
も、大切なねらいの一つとなっている。

女子校だからこそ育まれる安心と広がり

そして、多感な生徒たちが、周囲の目を気にすることなく自分の興味や関心に向き合う
ことができる女子校という環境が、やはり大きな特長だ。発言することや挑戦すること
に対して、必要以上に遠慮することなく、自分の考えを言葉にできる。その安心感が、
新しいことに一歩踏み出す力につながっている。生徒同士の関係性も穏やかで、互いに教
え合い、支え合いながら成長していく雰囲気が自然と生まれている。競い合うのではな
く、一緒に前に進んでいく空気が、この学校らしさであるといえるだろう。
また、理系分野をはじめとした進路選択においても、女子校ならではの環境が可能性を広
げる場面は多い。自分の「好き」や「得意」に素直に向き合えることが、将来の選択肢を
豊かにしていく。

『自習室』の開設により、一人ひとりに寄り添う学び

日々の学びを支える環境づくりも、整えられている。2026 年度からは新たに自習室が開
設され、専任の教員や女性メンターのサポートのもとで学習に取り組めるようになっ
た。メンターや友だちと相談しながら学びを進めたいときと、静かに集中したいとき。
それぞれに合った空間が用意されており、生徒は自分に合ったスタイルで学びを深めてい
くことができる。さらに、AI 教材の導入によって、学びの幅も広がっている。小学校の内
容に戻って基礎を確認することも、先の学年へと先取りして挑戦することも、自分のペー
スで無理なく進めることができる。

JR「京都」駅からのスクールバスの運行開始!

通学面でも、2026 年 5 月から主要駅である JR「京都」駅からのスクールバスが運行され
るなど、安心して通える環境づくりが進められている。日々の通いやすさは、生徒の学校
生活を支える大切な要素である。
学校行事やこれまでの教育についても、「生徒の成長につながっているか」という視点で
丁寧に見つめ直しが行われている。続いてきたものを大切にしながら、今の生徒にとって
意味のある形へと整えていく。その姿勢からは、学校としての誠実さが感じられる。

山口校長先生からのメッセージ

「立ち居振る舞いの美しさと発想の自由さは別である」と山口校長先生はおっしゃった。
礼儀やしつけを大切にしながらも、自由な発想をのびのびと育てていく。その両方を大切
にすることが、教育の根底にある。
大切にしているのは、今の成績ではない。「やってみたい」「知りたい」と感じる気持ちで
ある。その一歩を踏み出す小さな挑戦の積み重ねが、やがて大きな成長へとつながってい
く。
「さまざまなことに興味を持ち、自分から一歩を踏み出そうとする生徒に来てほしい」と
先生はおっしゃった。安心できる環境の中で、自分の可能性を少しずつ広げていきたい。
そんな思いを持つ生徒を、この学校は温かく迎えている。
新たな体制のもとで歩み始めた洛星ノートルダム女学院。その歩みは決して急ぐものでは
なく、一人ひとりに寄り添いながら丁寧に積み重ねていくものである。これからどのよう
にその姿を深めていくのか、今後にも期待が高まる。

<取材を終えて>
今回の取材を通して感じたのは、「何かを大きく変える」という打ち出し以上に、「これ
まで大切にしてきたものを、これからも丁寧に育てていく」という姿勢の確かさであっ
た。長年積み重ねてきた教育の良さをしっかりと見つめ、その上で新しい要素を無理な
く重ねていこうとする、そのバランスの取り方に、この学校らしい誠実さが感じられた。
特に印象的だったのは、洛星中学校・高等学校とのつながりを背景にしながらも、単に進
学実績だけを追い求めるのではなく、生徒一人ひとりの歩みに目を向け続けている点であ
る。進学に力を入れていく中にあっても、学力だけに焦点を当てるのではなく、「学びに
向かう気持ち」や「自分で成長していく力」を大切にしている。その考え方が、学校全体
のあたたかな空気感につながっているように感じられた。

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