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四條畷学園中学校

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デジタルパンフレット

スクール特集(四條畷学園中学校の特色のある教育 #9)

四條畷学園中学校の広報部隊『ナイスガイズ』が語るリアルな学校の魅力!

これから入学する『未来の後輩達』の前に立ち、学校生活を紹介しているナイスガイズが注目を集めており、憧れて入学する生徒が後を絶たない。そんな彼らの本音を探る!

ナイスガイズの紹介

広報部隊”ナイスガイズ”とは?

主に学校説明会などに参加し、学校の紹介や案内をする。現在1年生から3年生の約35名が活躍中(男女比は男3女7ぐらい)。以前は全て生徒会が中心となり活動していたが、対外的な広報活動に特化した、“ナイスガイズ”が誕生した。

・在校の生徒達の前に立ち活動をするのが、生徒会
・未来の後輩達の前に立ち活躍するのが、ナイスガイズ

と役割を分担した。毎年募集がかけられ、自ら立候補した生徒が活動している。

生徒さんのご紹介

▶︎写真左より:井上采佳さん、高原粋音さん

井上采佳さん 中学校1年生/生徒会とナイスガイズを兼任。スキーが上手で雑誌に載ったことも。家が遠く片道2時間半程かけて通学している。

高原粋音さん 中学校1年生/美術部とナイスガイズを兼任。絵が得意で、ナイスガイズの広報資料などにイラストを描いている。

ナイスガイズをやりたい!と思ったきっかけと、実際やってみて感じる事はありますか?

高原さん
小学校の頃から先輩方の姿を見て広報部に興味があり、自分らしく楽しく活動できると思ったので参加を決めました。最初はすごく緊張しました。先生から「大きな声で、笑顔で!」と事前にアドバイスがありましたが、初めは笑顔が硬くて、小さい声しか出せませんでした。反省して次からは大きな声を出すようにすると、色々な人が優しく「ありがとね!」と言ってくれたので、こんなに感謝されるならもっとやりたいと言う気持ちが沸いてきて、自然と笑顔になりました。回を重ねるごとに自信になり、先生からのアドバイスもあって、コツがわかり、緊張はするものの失敗を恐れずにできるようになりました。

井上さん
私は人見知りなので、小学校の時に色々な事をチャレンジできませんでした。中学校ではそんな自分を変えたいと思っていたのでナイスガイズに参加しようと決めました。初めて保護者の前で話すことになった時は、すごく緊張して固まってしまい、足が震えました(笑)。笑顔もなく、声が出せず、頭が真っ白になってしまい、どうしようと思っていると先輩が助けて下さって。なんとかやり遂げる事ができました。それからは頑張って克服しようと思い、元気に挨拶するよう心がけ、道に迷っている人がいたら「どうぞこちらです」と積極的に話しかけました。その結果、人前で立って話すのも悪くない、“楽しい”と思えるようになりました。

ナイスガイズの先輩方の姿はどう映りましたか?また、活動をするにあたって、ご家族からどのような声掛けがありましたか?

高原さん
先輩方の影響はとても大きいです。説明会で案内したり挨拶をしたり、大勢の前で一言も噛まずに的確に説明し、スピーチをする姿は見ていてかっこ良いなと! 一人ひとりがユニークさを交えて、来校者とコミュニケーションを取っている姿が魅力的でした。私は、人前だと自分の思っている事や伝えたい事を緊張して忘れてしまうのに、先輩は何も見ずに話しているのを見て、私もそんな風になりたいなぁと思っていました。中学校に入り、掲示板にナイスガイズ募集のチラシが貼り出されているのを見て、「これだ!」と思い応募しました。実際に人前で発言しても、周りの人たちが温かい目で見てくれるようになり、自分に自信を持ってどんどん発表しようと言う気持ちになりました。

まず自分の中でやりたいと言う気持ちは強くありましたが、勉強や部活の時間を両立できるかなと思って、両親と兄に相談しました。「やってみたら? 人前で話す力や、人への伝え方の勉強になるよ! そういう体験は自分の成長にも繋がるのでは?」とアドバイスがありました。自分がやりたいと思う気持ちの後押しになり、今楽しく活動ができています。

井上さん
学校説明会の時、先生と先輩が楽しく笑顔で話しをしていたのが印象的でした。特に中司先生と他の先生や校長先生との掛け合いが面白く、周りもみんな笑っていて、こんな学校があるんだなぁと興味を持ち入学しました。ナイスガイズのチラシを配られた時、入ってみよう! と前向きな気持ちになりました。見ていて憧れた感じと、実際入ってからのギャップはなく、みなさん変わらずそのままの自分を出しているなと改めて感じます。

私は自ら決めて両親へ話しました。「人前で話すのが慣れてないからいい機会では? 家が離れていて遠くから通っている事もアピールになるよ」と言われ決心しました(井上さんは片道2時間半かけて通学している)。

ナイスガイズだから知っている学校の楽しい所、これから良くなると思う所があれば教えて下さい。

高原さん
楽しい所は、自分の“好き”とか、自分のやりたいことを“ありのまま”に表現できる所です。実際、私は絵を描くのが好きで、先生に提案をしたら、「こういったアプリがあるのでやってみる?」と言ってもらえて、実際に活動で使う資料等に私のイラストを使ってもらいました。自分の好きな事を受け入れて形にしてくれる場所なのだと思えた所が一番好きな所です。今後やってみたい事として、例えばポスターなどに自分のイラストをつけて説明し、自分が曲を作って歌ったものを動画にして広報活動をしてみたいと思っています。
難しいなと思っている所は、来場者からの質問に対して、どうやって説明すればいいかな?とか、どう工夫したらわかりやすいかな? と考える所です。先生に相談すると「全員にわかりやすく説明するのが難しいと感じたら、自分の目線で書いてみるのもいいかもしれないよ!」とアドバイスがありました。「あっ、その手があったか!」と思えました。
学校の良い所は、とにかく元気で明るい所です! 今年度の文化祭のテーマは、“自分の好きをする”でした。なかなか自分が好きな事って周りの人は認めてくれないかもと不安になり言い出せませんが、先生方は「その好きを待っている!」と言って下さったので、「これやりたい!」とみんなが言い出せ、お互いを認め合える仲になれました。みんなの意見、好き、特技を受け止めてくれる学校が大好きです。また、先生方はとても相談しやすく、生徒から相談に来てくれるのを待ってくれています。
生徒の中には、自分と反対の意見を持つ人もいるが、その人の話しも聞いて、改善する方法と繋がるのであれば取り入れてみて、自分が思う意見と他の人との意見をもとに、「なんならもっと良くしよう!」を持続させていけたらなと思っています。

井上さん
良い変化があったと思う点は、自分の意見を言えるようになった所です。自分が“好き”と言うのを躊躇なく伝えられる。難しいと感じた事は特にありません。自分の意見を伝えられるようになり、学校の良い点が伝えられるようになり、生徒会でも同様に発言できるようになったのは私の中で大きな良い変化でした。
学校の良い所は、先生が話しかけてきてくれて、自分から話しをしても笑顔で対応してくれる点です。友達、先生に相談がしやすい所が大好きです。特に先生には何でも相談していて、家族の事や、通学時間が長いストレスや、友人関係の事などを相談しています。うちの学校の魅力を伝えられるように、ナイスガイズで発信し続けていきたいなと思っています。

中司先生
二人とも、人見知りなので人前で話すのが苦手と言っていますが、私としてはそういったイメージはありません。まだ1年生にも関わらず説明会の際も人前で立ってスピーチをしたいと思う生徒が少ない中、物おじしない。見た目は1年生らしさがありますが、中身は立派で度胸も根性も個性も持ち合わせており、悩みながら考えながら応じてくれる芯の強さを感じます。学校のコンセプトが『生徒が作る学校』なので、来年度もナイスガイズを続けて、あれしたい!これしたい!とアイディアをこれまで以上に発信して欲しいと思っています。
また、ナイスガイズの魅力は、ありのまま、純粋100%で応じてくれている所です。説明会の日はその時にその生徒から出てきた言葉が、ダイレクトに伝わるようにしており、作りこみや練習は一切ありません。同じく、私達教員も作りこまず、そのままの姿を来場者にお話しさせて頂いております。本日の取材も、2、3年生が応じるのが定説かもしれませんが、この二人が快く引き受けてくれました。本校の生徒らしさの表れだと思っています。

▶︎校長代理/企画部長 中司先生

将来の夢や、少し先の話しですが3年生になった時の進路はどう考えていますか?

高原さん
まだ具体的な職業は決まっていませんが、イラストレーターの様な絵に関する仕事をしたいと考えています。また、社会が好きなので、その分野の学校を探した事もあって。幼稚園の時に祖母が国旗の暗記クイズの本を買ってくれました。国旗を知り出してからもっと知りたくなり両親に言うと、地球儀を買ってくれました。それを使って色々調べてみたら、世界って面白いなぁと思うようになり、特に中学校に入ってからは地理が楽しいと思うようになりました。

井上さん
将来の夢はまだ考えていないですが、色々な事にチャレンジしたいです。例えば、スキーが得意なので、検定を取ると将来に繋がるのかなと考えています。進路もまだ漠然としか考えていないけど、私が高校生で専念したい事は、学校を楽しむ事です!自分にできる事や挑戦できる事に精一杯チャレンジしたいと思っています。自分が願っているのは、みんなが幸せに暮らせるような世界になったらいいなと考えています。また、放課後の時間を大切にしたいです。思いっきり青春したいです! 制服を着て、学校帰りに寄り道をして、JK生活を楽しみたいです。

ここからしばらく、女子中学生らしい放課後にやりたい事や制服の話しで花が咲いた。文化祭の時に探究授業での発表があるそうで、制服について「理想はこうだ!」と詳細かつ具体的に絵をデッサンし、提案してくれた生徒さんがいたとのこと。

中司先生
そういう意味では、うちはマナーがきっちりしています。アイディアとして小さな事から生徒達の声が上がれば校則も変わりますし、そこは生徒と一緒に柔軟に考えていきたいと思います。『生徒達が作る学校』ですので。何でも意見が出せるのは本校の特徴です。言うだけではなく、しっかりと議論をし、教員も真剣に話しをする。生徒達が考えて決まったことは、教員も同じ目線になるのが伝統です。

これから中学受験をする生徒さんや保護者に向けて、四條畷学園中学校のアピールをお願いします。

高原さん
悩み事・相談事があってもなかなか人に打ち明けられなかったり、頼れなかったり、仲のいい友達はいるけどこんな事を知られたくないと思ったりしていませんか? 親や先生には、もしかしたら怒られるかも思い、黙っている子もいると思います。でもうちの学校の先生は、どんな悩みでも親身になって聞いてくれます。是非四條畷学園中学校に来て先生と話しをしてみて下さい!
勉強面では楽しい授業が多いです。例えば地理の授業でタブレットのKahoot(カフート。クイズを作ることができるアプリ)を使って行われるクイズ大会が好きで、チーム戦と個人戦に分かれて、お互い協力して答えを考えたり、逆にそれらしい答えを教えてだまし合ったり(笑)協調性も生まれます。それがあるから私は地理の授業が楽しいなって思います!だいたい単元が終わった時にするので、「今日やるかなぁ」とワクワクしながら授業を受けています。もちろん苦手な単元もあるけれど、みんなで一緒に取り組んで克服しようと思えますよ!

井上さん
先生は何を相談してもしっかり話しを聞いてくれ、いつでも「ウェルカム」です。勉強でわからない事があっても一から優しく教えてくれます。正直初めは、「こんな学校あるの?」と思っていましたが、私達は厚い信頼を先生方に寄せています。それがうちの学校の良い所です! 例えば、私は校長先生と仲が良いのですが、勉強の事はもちろん、校長先生はスキーが上手なのでスキー検定についての相談をよくしています。
勉強では、各教科で出される宿題の提出期間が長く(1週間後、2週間後、1か月後など)どうやってスケジュールを立てたらいいのかなと難しさを感じる時は正直ありますが、これからの課題かなと思っています。また、探究活動の時間があり、グループでやるので、自分が考えていなかった面白い発想や驚いた発想も知る事ができます。そこがうちの学校の授業の魅力かなと思います!

高原さん
勉強ばっかりで成績が良ければいいよと言う学校ではないので、夢とか将来に向けての道を探し出すきかっけにして欲しいと言うのが先ほどの(井上さんの言った)探究活動の授業です。

中司先生
ねぇ、これが1年生の発言ですからね。立派に締めくくってくれました。それぞれ教員が様々な工夫をするよう心掛けています。時代が変われば教え方も変わるので、昨年度の教え方と今年度の教え方は違います。先生方全員が、目の前にいる生徒達に向けて、真剣に考え、授業をしています。それがきっと生徒達の評価に繋がっていると思っています。

純粋、ピュア100%なナイスガイズに会いに、ぜひ本校の説明会にお越しいただき、リアルな“なわがくちゅう”を体験していただきたいと思います。この二人にもぜひ会いに来てください!

【取材を終えて】
とても可愛らしいお二人で、中1らしい無邪気な一面がある一方で、とてもしっかりした芯の強い凛とした姿が見られた。制服や校則の話しでは、ざっくばらんな姿や先生との楽しそうなやり取りが、『生徒と先生の距離が近い』といわれる所以だ。
以前、説明会にお邪魔したことがある。ナイスガイズが学校紹介をしてくれた。舞台上での立ち振る舞いが堂々としていて悠然とした発言で、その場その場の雰囲気に合わせた生徒さんと先生のリアルな声を聴くことができるので、ぜひ一度学校説明会に足を運んでみて欲しい。
取材が終わり、移動時間に二人と少し会話をした。その際に教えてもらった事が、「悩んだ時にどの先生でも気軽に相談しやすい。特に中司先生は何でもユーモアで返してくれる。すごく悩んでいる時に「なんや!そんな事で悩んでたんか!」とユーモアを交えて聞いてくれる。それが自分の中で、「そんなたいしたことじゃなかった!」とホッとできた瞬間、先生に相談してよかったと思う」と教えてくれた。中学生の多感な時期に、両親以外に気軽に相談できる人いる事が、こども達にとっても保護者にとってもどれほど心強いことなのか、その一言の中に凝縮されているように思えた。

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